ドライバーは個性際立つ4つのモデルに
SRIXON ZXi MAX
SRIXON ZXi
SRIXON ZXi LS
SRIXON ZXi TR
今度のスリクソン、見た目も〝かなり〞かっこいい
スリクソンの〝幅〞が一気に広がった!
今年のPGAツアープレーオフシリーズの最終戦、ツアー選手権を前に松山英樹は3位という年間王者を狙える絶好の位置にいた。その大事な一戦で、松山はドライバーを新しいモデルに替えた。クラブを替えることに慎重な松山だけに周囲も驚いたが、新ドライバーへの信頼がいかに高いかがうかがえる一幕だ。その後のプレジデンツカップでは、“最強の男”スコッティ・シェフラーを撃破するなど、新ドライバーの威力をいかんなく発揮した。
その新作『ZXi』シリーズがいよいよ発売となった。特徴は、松山が即実戦投入するに至った、前作を楽に上回る〝ボール初速の速さ〞、そしてミスヒットに寛容な〝MAX〞が加わったことだ。
スリクソンが持つアスリートな性能は小ぶりなTRや松山が信頼するLSで味わえ、そのアスリート感を持ちながらも大きな寛容性を秘めたMAXやスタンダードも選べる。スリクソンの〝幅〞が一気に広がった。見た目のかっこよさも海外ブランドにまったく引けを取らない。ジャパンパワーの雄、スリクソンの逆襲がここから加速する。
やさしいだけならほかでもできる MAXだって“高初速”を諦めない
発想の転換から生まれた高初速フェース
新しいZXiシリーズのドライバーは前作同様フルチタン構造を採用。しかし、ボール初速=飛距離性能が圧倒的に進化している。それを実現する理由はいくつかあるが、最大のポイントは〝フェース〞にある。
近年、ドライバーのフェースは、中央部分を厚く、周辺を薄く、という作りが常識とされてきた。しかしZXiシリーズでは、トウ、ヒール側を逆に厚く設計、対してフェースセンターをスリクソン史上最も薄く仕上げた。こうすることで、フェースがより大きくたわみ、最大効率でボールにエネルギーを伝える、という仕組みだ。またそれを強烈に〝後押し〞するのが、フェース側から軟・剛・軟・剛と剛性を変化させたヘッド構造。フェースだけでなくヘッドのたわみも利用してボール初速に転換する。
寛容性を求め慣性モーメント(MOI)を高めたMAX系ドライバーは、とかくボール初速が出づらいというジレンマを抱えやすい。しかし今回の『ZXi MAX』では、その課題をフェースとボディのたわみで一気に解消した。強い球とやさしさの両立。まさにアマチュアが求めるドライバーといえるだろう。
TECHNOLOGY 01 / i-FLEX
周りが厚く、中心がたわむ。ボール初速がアップする!
TECHNOLOGY 02 / REBOUND FRAME
軟・剛・軟・剛の構造でヘッド全体をたわませ飛ばす
TECHNOLOGY 03 / STAR FRAME CROWN
強度と軽量化を両立したクラウンで大MOIに
TECHNOLOGY 04 / FACE LASER MILLING
ウェットな条件でも安定したスピン性能に
試打会でアマチュア調査!
思った以上に楽に打てる!あなたはどの「ZXi 」がお気に入り?
新しくなったZXi、打つのが楽しみでした!
【ZXi MAXを試打】真っすぐ動きつつしっかりつかまる
やはり「MAX」というだけあって直線的に進もうとする力が強い。一方でつかまり性能が高いので大MOIヘッドにありがちな右にすっぽ抜けるような球は出ません。初速も出るしアマチュアには最適。個人的にはスクエアなフェースとバランスのいい形状に好印象です。
【ZXiを試打】スピン量が安定してコンスタントに飛ばせる
スピン量が2700~2800回転くらいで超安定。ヘッドスピード40m/sぐらいの人が最適スピンで飛ばせそうです。シャフトを替えれば、パワーヒッターにもはまりそう。スタンダードモデルとしてすごくいいところを突いています。
【ZXi LSを試打】上下に打点がズレても高初速で飛ばせる
これはボール初速が速いです。LS(Low Spin)なのでスピン量は減りますが、それでも2500回転程度は確保できる。個人的に好きなスピン量です。上下に打点がズレてもスピン量が安定しているので、飛距離の誤差が少ないのもいいですね。
【ZXi TRを試打】ハードなモデルだけど右に滑る球は出にくい
球が前へ前へ行く感じで、他の3モデルとは少し離れた性能。ハードヒッター向けですね。ただしシリーズを通してですが、クラウンとホーゼルとのつながりがアップライトに感じさせるので、右に飛ぶ感じが少ないのは安心感があります
迷ったら「ZXi5」その選択はきっと正しい
スリクソンアイアンの勢いが止まらない!
一時は品薄になるほど人気となった前作ZX5 Mk Ⅱアイアン。複合素材のヘッドながら、飛距離、寛容性、打感、形状などを高次元で融合。女子プロや一部男子プロの使用実績も手伝い、各メーカーのベンチマーク的存在となった。『ZXi5』はその後継モデルだけに、今最もゴルファーの注目を集めるアイアンと言ってもいいだろう。
目の肥えたゴルファーも満足なクリーンなルックスは今作も変わらず。ポイントはバックフェース上部を鍛え直したこと。この部分の強度を高めたことで、ボール初速が向上。また最適化されたフェースの肉厚設計により、さらなるボール初速と打感の良さにも磨きがかかった
試打した横田英治プロもその出来栄えにほれ込む。「ヘッドが頑張ってボールを飛ばしてくれるし、操作もできる。見た目もかっこいいし、ZXi5を選べば間違いはない」『ZXi7』はさらにソフトな素材とフェース裏の厚みが増したことで一層心地よい打感に。中空の『ZXi4』は飛距離、寛容性、打感、形状、すべてがレベルアップ。スリクソンアイアンの勢いは、ZXiシリーズの登場でますます加速しそうだ。
SRIXONのアイデンティティ
「TOUR V.T.SOLE」の抜け感、一度味わったら病みつきだ
SRIXON ZXi5
ココがPOINT! ヘッド上部を強靭化。ボール初速と打感が向上
今回導入した「コンデンス鍛造」。バックフェース上部の鉄の強度を高め、さらにフェースの肉厚を最適化することでボール初速が向上、打感も良くなった
【ZXi5を試打】弾道をイメージしやすい “アイアンらしい”形状
トウが高く、ヒールが低い正統派アイアンの顔。いかにも操作しやすそうだし実際できる。そしてこの顔でやさしく飛ばせることがZXi5の最大のメリット。ヘッドのかっこよさからくる所有欲も満たせて実戦的。いい出来です
SRIXON ZXi7
ーZXi7の特徴ー
打感の良さをとことん追い求めた「ザ・鍛造」
軟鉄一体鍛造がもたらす究極の打感を追い求めた。より軟らかい素材、そして打球部裏をさらに肉厚にしたことでプロ、上級者好みのソフトながらも芯で打ち抜く打感を実現。感性を磨きたいゴルファーにピッタリだ
ココがPOINT! コンデンス鍛造という新技術でソフトな素材を導入できた
軟鉄の中でもより軟らかいS15Cを採用。しかしソフトがゆえに、従来の鍛造ではホーゼルの強度が保てなかったため、ホーゼル部分を、より鍛えて強化したコンデンス鍛造に。最高の打感を実現
【ZXi7を試打】芯を食った時の打感はやっぱり別格!
形状的にはZXi5と非常に近いけれど、見た目以上に打感の違いがある。ZXi5はやや弾き感もあるけれど、ZXi7の食い付く打感は別格。球筋を作りながらコースを攻略したい人にとっては、それを高次元で実現しやすいモデルです
SRIXON ZXi4
ーZXi4の特徴ー
飛距離&寛容性MAX!だけど顔と打感も譲らない
中空のZXi4も、シリーズの流れをくむ正統派の形状。損なわれがちな打感もボディに新たに採用したソフトステンレスによって向上した。飛び、やさしさ、高弾道、顔、打感、すべてにおいて進化を果たした
ココがPOINT!中空構造と肉厚を変化させたフェース設計で高い反発性能に
中空構造の飛びの優位性に加え、ヒールからトウに向けて肉厚になるフェースにより、高い反発性能とミスヒットへの強さも備える。ソールの重量を高め、ボールも上がりやすい
【ZXi4を試打】弾きがいいけれど飛びすぎる不安はない
ロフトが立っているので球はやや低くなりますが、飛び系アイアンで起こりがちな想定以上に飛んでしまうようなことはない。弾き感はあるけれど、コントロールできている感じはある。そこはやっぱりスリクソン
3つのZXiを組み合わせる〝コンボ〞も試したい!
写真/三木崇徳、有原裕晶、Getty Images
協力/CLUB HOUSE、明治ゴルフセンター 計測/ジャイロスポーツ
詳細はこちら
NEW スリクソン ZXi シリーズ誕生 | スリクソン | DUNLOP GOLFING WORLD
その理想に応える。NEW スリクソン ZXi シリーズ誕生。
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