現在発売中の「月刊ゴルフダイジェスト1月号」は、毎年恒例の別冊特別付録“女子プロカレンダー”付き。2023年のJLPGAプロテスト合格者6名に登場してもらい、自分の“好物”とのツーショット(⁉)に挑戦してもらった。“みんゴル”読者には、カレンダーには掲載しきれなかったお話とアザーカットをお裾分け。第1回は、9~10月を担当してもらった清本美波(きよもと・みなみ)プロを紹介!
 
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清本美波プロってこんな選手!

●きよもとみなみ

2023年プロテスト合格(96期生)、/2005年8月29日生まれの19歳・B型・誉高等学校卒・愛知県出身・153cm・インスタ「@mipamipa_1173」/好物は「干し芋」/2023年のプロテストでトップ合格を果たした優等生

画像: 清本美波

清本美波

根底にあるのは「上手い子に勝ちたい」という思い

2023年のプロテストでトップ合格を果たし、多くの人たちの期待を背負い戦うことになった清本美波プロ。もともと何がきっかけでプロを目指したのか?

「ゴルフが楽しいなと思ったのは、沖縄県にあるリゾートコースで初めてラウンドした時ですね。普段は練習場で打ちっぱなしをしているだけだったので、ラウンドできたことが楽しかったんだと思います。当時はまだドライバーと7番I、パターぐらいしか持っていなくて、ジュニアセットを借りて回りました。打ったことがないクラブも使って、ホールアウトし切れるレベルじゃないから、散歩がてらみたいな感じでした(笑)。それから徐々に試合に出るようになり、ゴルフが上手い子を見るたび『こんな子がいるんだ、勝ちたいな』って上に行きたいなと思う。その延長でここまで来たんです」

画像: 「プロテストで一位合格したことより、受かったっていうのがすごい嬉しかったです」

「プロテストで一位合格したことより、受かったっていうのがすごい嬉しかったです」

清本プロが次々憧れていった“上手い子”たち。そのうちの一人が、米国留学中の長谷川せらだ。普段使っているマーカーは、彼女からもらったものだそう。当時のことを楽しそうに話してくれた。

「出会ったのは、小学生の頃。いつも練習していたショートコースにすごい上手い子がいるというのを聞いていたんです。それが長谷川せらちゃんでした。たまたま話す機会があってそこから仲良くなりましたね。せらちゃんのすごいところは、まずやっぱりゴルフがめっちゃ上手いこと。同じレッスンに通っていたんですが、自分で考えて練習しているのが印象に残っています。
 
ちゃんと自分の意思があるから教えてもらっているコーチに口ごたえというか(笑)、なんか言うんですよ(笑)。たしか中学生の時だったかな?『いや、私はこう思うんですけど』って。それを私は『すごいなっ!』と思いながら(笑)。うっふふふふ(笑)。気が強いですね。3つ上の先輩でめっちゃ怖いけど、でもめっちゃ上手いなと思って(笑)。話しててもはっきりズバズバ指摘されるけど、仲良くはしてくれるから、気は合ったんだと思います(笑)。
 
アマチュアの試合でも一回も勝てたことがないんですよね。勝てないままアメリカに留学しちゃって。初めて帰国した時に『あげる~』ってくれたのが、ずっと使っているマーカーです。せらちゃんが通っていた大学のものなんですけど、これを使って初めて出た大会の成績が良くて。やっぱりなんかパワーがあるのかなって思って、そこからずっと使ってますね(笑)。プロテストでも使いました!」

画像: 長谷川さんからもらったマーカーと。「せらちゃんは一人で何でもできちゃうし、本当に尊敬しています」

長谷川さんからもらったマーカーと。「せらちゃんは一人で何でもできちゃうし、本当に尊敬しています」

ツアーで戦うことには、まだまだ緊張気味!

クールビューティーな印象を受ける清本プロはまだ19歳。ツアー中はまだまだ緊張でいっぱいだったと話す。

「一年戦ってもまだ慣れないですね。ギャラリーがいる前でプレーするのはやっぱり緊張します。それだけじゃなく、スコアを出したいという緊張感とか。あと、プロと回るというのにも緊張するんです(笑)。強気でプレーしているつもりなんですけど、周りの方の邪魔をしちゃいけないとか考えて気を遣っちゃったり。『もっと堂々としていればいいのに』って言われることもありました。
 
でも、毎試合学べることがいっぱいあってそれは全部楽しかったですね。私自身は学ぶことを楽しめるほう。なんかあったほうが楽しいですよね。今後は、やっぱりレギュラーツアーで戦える選手になりたい(QTを25位で通過。25年シーズンの前半戦はレギュラーツアーへの出場が確定している)のでそのために、その舞台に立つために、今は頑張りたいと思っています。
 
何がレベルアップしたら……ん~、やっぱり凡ミスが出ちゃうので。一日一打だとしたら4日で4打とか変わってしまうので、そういう小さいところかなと思います。モットーは、『楽しむ』ですね! 試合の雰囲気とか自然とか、コースとか。調子が良くても悪くても、その時のコンディションなりにどう狙っていくか、そういうのが全部楽しみ。自分なりに楽しみながら頑張っていく姿を温かく見守ってくれたら嬉しいです」

画像: 料理はめっちゃ苦手だそう。「せっかちだから中火で煮込むとかが無理! 強火で一気にやっちゃうから失敗するんです(笑)アハハハハハッ(笑)」

料理はめっちゃ苦手だそう。「せっかちだから中火で煮込むとかが無理! 強火で一気にやっちゃうから失敗するんです(笑)アハハハハハッ(笑)」

清本プロの“好物”について聞いてみた!

彼女の“好物”は「干し芋」! どんなところが好きなのか?

「なんか体に良さそうで、罪悪感なくいっぱい食べられるところです(笑)。よく買うのは、コンビニで買える小袋タイプのもの。キャディバッグの中に入れていますが、入れたことを忘れてしまって、溶けてべちゃべちゃになっているものが出てくることもあります(笑)」

画像: 「干し芋とハンバーグが大好物!!」

「干し芋とハンバーグが大好物!!」

そのほかに好きなのはハンバーグとのこと。

「結構肉肉しいやつのほうが好き。遠征に行った時は外食なので、静岡県の『さわやか』とか、チェーン店だと『ブロンコビリー』に行きますね。ソースは、あればオニオンソース! 最近は和風系も好きですね」

見てほしい、私のプレースタイル「『4・4・8』の深呼吸を意識!」

「『4・4・8』の深呼吸とは、朝一のティーショットが緊張するので、鼻とお腹を使い4秒かけて息を吸い、4秒止めてから8秒で吐くという呼吸法を行っています。
 
また、トレーニングを始めたことでスウィングの安定性が落ちてしまったことが今の課題。ヘッドスピードは上がっているので、あとはかみ合うタイミング待ちですね。
 
得意クラブは8I。よく練習場で打つので、安心感があるクラブです。見てほしいところは、ピンを狙っていく攻めのプレー。「イケる!」と思ったら狭くても狙っていく強気なところがいいとところかも。
 
また、入ると嬉しいので『パター』も好きです。私は昔から感覚派なので、アドレスから打つまでは割と早くて、あまり考えません。自分のイメージ通りにラインを通って、カランッとカップインしたときの音が鳴るのが幸せです」

清本美波に10の質問!

Q1. 嫌いな食べ物

辛いもの

Q2. 自分の性格

結構雑

Q3. ストレス解消法

夜景を観ること

Q4. 変なこだわりや癖

左右均等じゃないと気が済まない
*例えば右足をソファーにぶつけたとしたら、左足もぶつけたくなります(笑)。結構気持ち悪くって、そわそわしちゃう

Q5. 練習で最初に打つクラブ/最後に打つクラブ

ウェッジ56度/ドライバー

Q6. コンビニでついつい買ってしまうもの

ファイブミニ

Q7. 最近クスッと笑ったこと

今年飼った犬はずっと見ていられます

Q8. 憧れのプロゴルファー

タイガー・ウッズ

Q9. 移動中によく聴く音楽

HIP HOP・テンポが速い曲

Q10. ルーキーイヤーを漢字一文字で表すと

(一文字が難しく)「成長」
慣れないことばかりの一年で、いい経験も悪い経験もできました。試合ごとに学べることがあり、もう一個レベルアップできたかなと思っています。

今後の目標と読者の方に一言

「みんなから目標とされて応援される人になりたいです。これからも自分なりに楽しみながら頑張っていくので温かい目で見守っていてください」

次回の第2回は、政田夢乃プロのインタビューをご紹介します。明日18時公開予定。

PHOTO/Takaaki Miura
THANKS/PGM石岡ゴルフクラブ
※月刊ゴルフダイジェスト1月号より一部抜粋

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