スコアメイクのために重要なのがパター。狙ったところへ打ち出すパッティングを実現するためのポイントを、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代にイラストを交えて詳しく解説してもらおう。

新年明けましておめでとうございます! 2025年は巳年。ゴルフ用語として縁のあるヘビといえば『スネークライン』です。

スネークラインとはグリーン上にあるスライスとフックの入った複合ラインのことを言います。蛇のように曲がりながら、ボールがカップに吸い込まれていく時のあのドキドキはたまりませんよね!

画像: 2025年の巳年。ゴルフではスライスとフックが入った複合的なパットのラインをスネークラインと呼ぶ

2025年の巳年。ゴルフではスライスとフックが入った複合的なパットのラインをスネークラインと呼ぶ

ということでちょっと強引な切り口ですが、スコアの半分はパターです。グリーン上での3パットや4パットを減らすことができれば、100や90切りも見えてくるなんて方も多いのではないでしょうか。

新年最初のゴルフイラストレッスンはパターについて解説していきましょう!

①まっすぐ打とう!

ゴルフはターゲットゲームですから、パターでも狙ったところにボールを打ち出すことが大切です。
ボールの打ち出される方向は、インパクトでのフェースの向きで決まります。

特に短い距離が入らない方は構えた時からすでにフェースの向きがターゲットからズレている傾向です。こうなってしまうと、手先を使ってフェースをスクエアに戻さなくてはいけなくなってしまうのでストロークにも悪影響です。

まずはターゲットに向かってフェース面をまっすぐ構えるようにしましょう。練習での距離は1メートル程度もあれば十分です。1人で練習する際は、クラブを2本置いてターゲットに対してフェースを『まっすぐ』構えるようにトレーニングしましょう。

画像: ボールの打ち出し方向はインパクトでのフェースの向きで決まる。アドレスの段階でターゲットに対してフェースをまっすぐ構えておくことが重要だ

ボールの打ち出し方向はインパクトでのフェースの向きで決まる。アドレスの段階でターゲットに対してフェースをまっすぐ構えておくことが重要だ

当然ですが実際のプレーでは、クラブを置いてパッティングすることはできません。となると、ターゲット方向に対してフェースを合わせることが難しくなってしまいます。

そんな問題を解決するためにプロはボールに太めの線を入れることでまっすぐを調整しています。イラストのようにターゲットに対してスクエアにセットしてストロークしましょう。ボールにプリントしてあるメーカー名を利用するのも効果的です。

画像: ボールにプリントされたロゴマークを利用する、自身でボールに太線を書くなどして、ラウンド時でもターゲットに対してまっすぐ構えやすくなる工夫をしよう

ボールにプリントされたロゴマークを利用する、自身でボールに太線を書くなどして、ラウンド時でもターゲットに対してまっすぐ構えやすくなる工夫をしよう

構えが良くてもインパクトでターゲットに対してフェースがスクエアになっていなければ、カップインの確率が下がってしまいます。そこで皆さんにトライしていただきたいのがフォロースルーです。

フォロースルーではヘッドをターゲット方向へしばらく出しておくようにしましょう。こうすることで、ターゲット方向に対してフェース面が変わりにくくなります。

②ラインの読み!

パッティングの難しいところは、きちんと打ててもラインの読みが間違っていたらカップインできないことです。

ボールは高いところから低いところに向かって転がっていくので、グリーン上の傾斜の影響を受けてボールは左右に曲がります。距離のあるパッティングでまっすぐのラインは滅多にありませんから、コース全体を見渡して傾斜を目で読んだり、足の裏で傾斜を感じとるようにしましょう。

画像: ボールは高所から低所へ転がる。グリーン上の傾斜によって打ち出されたボールも左右に曲がる。ラインを読んで、イメージしたラインに向かってまっすぐ打ち出そう

ボールは高所から低所へ転がる。グリーン上の傾斜によって打ち出されたボールも左右に曲がる。ラインを読んで、イメージしたラインに向かってまっすぐ打ち出そう

自分のイメージしたラインにボールをまっすぐ打ち出すことができれば、3パットを減らし距離感が良ければカップインのチャンスも増えます! 是非スコアアップの参考にしてください!

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