ピンゴルフ ジャパン(本社・埼玉県戸田市)は15日、2025年モデル『G440シリーズ』のドライバー3機種を2月6日に発売すると発表した。なお、フェアウェイウッド、ユーティリティは同日、アイアンは1カ月遅れの3月6日に発売する。
画像: 左から『G440 MAX ドライバー』『G440 SFT ドライバー』『G440 LST ドライバー』(撮影/有原裕晶)

左から『G440 MAX ドライバー』『G440 SFT ドライバー』『G440 LST ドライバー』(撮影/有原裕晶)

「前作のパフォーマンスを超えないクラブは、絶対に発売しない」というクラブ開発ポリシーを持つピンゴルフは、2004年に慣性モーメントを高め、飛距離性能とやさしさを両立した『G2 ドライバー』の発表をもって、『Gシリーズ』をスタートさせた。
※「G」は「Generation(次世代)」の頭文字で、「最先端のテクノロジーを搭載した次世代のクラブ」を意味する

以来、深低重心設計を軸に開発してきた『Gシリーズ』。バッバ・ワトソンの2度目のマスターズ優勝に貢献した『G25』、渋野日向子が全英女子オープン優勝時に使用していた『G410 PLUS』、そして2023年に発売した『G430 LST』ではマスターズのドライバー使用率ではじめて1位を獲得するなど、トッププロが使用し、記憶に残る製品として人気を博した。

また、大慣性モーメントを追求したピンゴルフのなかでも、はじめて上下左右の合計ヘッド慣性モーメントが10,000g・㎠を超えたモデルとして2024年に発売した『G430 MAX 10K』は、ピンゴルフ ジャパンが実施するフィッティングにおいて、6割を超えるゴルファーがマッチしたヘッドで、多くのアマチュアが使用しているという。

そんな大慣性モーメントヘッドの第一人者のピンゴルフが2025年に発売するのが『G440シリーズ』。『G430シリーズ』は黄色が差し色だったが、今回はタイムレス・ブルーという色になっており、これは先に紹介した初代『G2』や2014年に発売された『G30』というピンゴルフにとっても画期的な商品に使用されることが多い“青”を基調としている。そして、商品コピーは「『衝撃の飛び重心』。いまだ見ぬ飛距離を。PINGがブレた?」だ。

これについては同社広報は「『深低重心』『高慣性モーメント』で『ブレないドライバー』を追求してきましたが、今回は『飛び重心』をコンセプトにPING史上最も低重心設計を実現し、PINGが求める理想の重心位置へ近づきました」と話す。

ピンゴルフが目指す“理想の重心位置”とは?

ピンゴルフが目指す理想の重心位置とは、“フェースセンター”からヘッド内部に垂線を引いた“重心線”上に重心位置が来ることを指す。言い換えれば、フェースセンターにフェース面上の重心(いわゆる“芯”)を持ってくることになる。そうすることで「インパクトしたときにのエネルギーを最大限、ボールに伝えることができる」そうだ。
 
ちなみに、いままでは慣性モーメントを高めるために深い重心設計を進めてきたが、その結果、“芯”はフェースセンターよりも高い場所になり、飛距離ロスを生んでいたという。

メーカーの話す『G440シリーズ』の特徴は以下のとおり。
 
①飛距離性能の向上
『MAX』と『SFT』に初めてカーボンクラウンを採用(約34%の軽量化)し、『LST』はクラウンを内部で支えていたフェースから後方にかけての2本の柱(クラウン部の強度補強)をなくし、軽量化。ヘッド内部のホーゼルに「フリーホーゼルデザイン(ヘッド内部の“ホーゼル”を約13%軽量化)」を採用し、低重心化。さらにフェース中央部約4%、周辺部を約7%まで極薄化することでたわみ性能がアップ(薄肉化で約7%軽量化)。軽量化により生まれた余剰重量はヘッド後部のウェイトに回すこと(ウェイト重量はヘッド重量の約15%におよぶ)が可能になった。また、フェース面は「スピンシステンシー・テクノロジー」搭載で、バルジ(左右方向にかけての丸み)とロール(上下方向にかけての丸み)が効き、ギア効果が抑えられ、ミス打点に強くなっている

②高MOIでブレないヘッド
『G430 MAX 10K』を継続発売することで、大きな投影面積を持つ安心感のある顔は『10K』に任せ、『G440シリーズ』のなかでの大慣性モーメントヘッドである『MAX』を前作よりもコンパクトに、『SFT』は安心感があり、『LST』は操作性をイメージしやすい形状になっている。『G440 MAX』は『G410』に近い投影面積だが、慣性モーメントは『G440』のほうが大きく、どのモデルも9,000g・㎠超えを実現している。

③打感・打音の強化
『G425シリーズ』で多くのゴルファーから指摘された打感&打音は『G430シリーズ』で改良できているが、よりよくするためにヘッド内部のサウンドリブの長さや位置を調整。また、音は空気の振動によって生まれるため、この振動を抑えるヘッド形状に変更。ソールは『430シリーズ』に比べフラットになり、反響が抑えられている。

気になるラインナップは、小ぶりなのに大慣性モーメントの『G440 MAX』、ヘッドサイズが少し大きくなり安心感があるやさしいドロー設計の『G440 SFT』、ツアープロの約8割が使用する強弾道の『G440 LST』の3機種となっている。
 
なお、『G430シリーズ』にもあった、HS38m/s以下のゴルファーを対象にした軽量&高弾道モデルの『HLシリーズ』も同日発表。こちらは『G440 HL MAX』と『G440 HL SFT』の2機種のラインナップ。

ロフト角は『G440 MAX』は9度、10.5度、12度、『G440 SFT』と『G440 LST』は9度、10.5度で、今作から『SFT』に9度が追加された。ヘッド体積は『G440 MAX』、『G440 SFT』が460cc、『G440 LST』は450ccで前作より10cc大きくなっている。
 
なお、純正シャフトの『ALTA J CB BLUE』は標準が46インチと0.25インチの長尺化。この理由は2つあり、ひとつが大慣性モーメントヘッドのおかげでブレが収まったこと、そしてもうひとつは『ALTA J CB』の使用者のヘッドスピードであれば、打点のバラつきよりもHSが上がり飛距離が向上。その結果、スコアがよくなるという研究結果だという。

画像: 46インチと0.25インチ長尺化した『ALTA J CB BLUE』

46インチと0.25インチ長尺化した『ALTA J CB BLUE』

税込価格は全て10万7800円から。問い合わせは、ピンゴルフ ジャパン株式会社 お客様ダイヤル 048-437-6501まで。

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