今週30日から開催するAT&Tペブルビーチプロアマ。25年シーズンの5戦目となる今大会で、ようやく世界ランクTOP5(1位スコッティ・シェフラー、2位ザンダー・シャウフェレ、3位ローリー・マキロイ、4位コリン・モリカワ、5位松山英樹)が揃い踏みする。昨年"マジカルイヤー"を謳歌した選手たちが新シーズンの序盤戦を欠場する事態が続いていた。そのワケをおさらいしよう。
画像: 開幕戦を欠場した世界ランク1位のスコッティ・シェフラー

開幕戦を欠場した世界ランク1位のスコッティ・シェフラー

24年に7勝プラス五輪金メダルに輝いた不動の世界No.1、スコッティ・シェフラーは昨年のクリスマスディナーの準備中に割れた皿で手のひらを負傷。開幕戦を欠場した際にはジ・アメリカン・エキスプレスで復帰すると事務所から発表があった。しかし全米オープンの舞台にもなったトーリーパインズGCで開催されるファーマーズインシュランスオープンのエントリーも見合わせた。ガラスの破片を除去した術後の経過が思わしくないのだろうか?

世界ランク2位で昨年メジャー2冠のザンダー・シャウフェレは、開幕戦のザ・セントリー(30位タイ)には出場しTGL開幕戦にも参加したが、エントリーしていたジ・アメリカン・エキスプレスは「体調の問題」で直前にキャンセル。サンディエゴ出身の彼にとって地元中の地元で開催されるファーマーズインシュランスオープンもデビュー以来初めて欠場することになった。

さらに世界ランク4位のコリン・モリカワまで同大会を欠場。シーズン序盤は欧州に専念するローリー・マキロイ(世界ランク3位)は毎年出ないが、モリカワの欠場理由が明らかにされていないのは気になった。

シャウフェレは昨年の全英オープンで優勝してからツアー選手権までの5試合すべてトップ9を外さない好調さで「25年にモンスターシーズンを送るのは彼」と指摘する専門家もいるが、試合に出なければ期待に応えることもできない。単なる体調不良ならいいが好調な24年の疲れが長引き、ひいてはバーンアウト(燃え尽き症候群)していないか気掛かりだ。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年2月11日号「バック9」より一部加筆修正して掲載

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