昨年9月に発売以来、中上級者の間で使用者が増え続け、瞬く間にTOUR ADシリーズの主力モデルとなったTOUR AD GC。高いミート率とボール初速の上昇、そしてニュートラルで癖のない振り心地が、その人気の理由だ。その“GC”を、話題のニュードライバー・キャロウェイ“ELYTE”のヘッドに装着して試打検証していった。
画像: TOUR AD GCシャフトとELYTEシリーズの組み合わせ

TOUR AD GCシャフトとELYTEシリーズの組み合わせ

まずは、TOUR AD GCの基本性能をおさらい。つかまり過ぎず、逃げ過ぎない、中調子のしなり感で、球の高さは中弾道。TOUR ADシリーズの性能マトリクスを見ると“GC”は、ほぼ真ん中に位置している。

シャフトの先端や手元など一部に硬さと重さが偏っていない構造で、その尖りのなさが「振りやすくて、ショットが安定する」と高い評価につながっているようだ。

画像: ツアーADマトリクスの中央に位置する“GC”。ツアープロでは石川遼が昨シーズン途中にツアーAD“TP”から“GC”に変更して2年ぶりの19勝目を挙げた。現在も“GC”を使い続ける

ツアーADマトリクスの中央に位置する“GC”。ツアープロでは石川遼が昨シーズン途中にツアーAD“TP”から“GC”に変更して2年ぶりの19勝目を挙げた。現在も“GC”を使い続ける

用意した“ELYTE”ドライバーの試打ヘッドは“ELYTE”、“ELYTE X”、“ELYTE♦♦♦”の3つ。試打者はティーチングプロにして、ロングドライブ競技の2023年日本チャンピオンの松本一誠プロ。

画像: 【試打方法】シャフトスペックは6S、3モデルともロフト10.5度、ボールはプロV1xで試打。それぞれ44~45m/sで7球打ち、トラックマン計測データの上と下を省いた平均値を採用

【試打方法】シャフトスペックは6S、3モデルともロフト10.5度、ボールはプロV1xで試打。それぞれ44~45m/sで7球打ち、トラックマン計測データの上と下を省いた平均値を採用

画像: 【試打&解説】松本一誠プロ。32歳。ゴルフ部の名門、杉並学院高校卒業後、研修生生活を経てレッスンプロとして活動を開始する傍らドラコン競技にも出場。2023年ロングドライブ日本大会優勝。日本練習場連盟ティーチングプロ

【試打&解説】松本一誠プロ。32歳。ゴルフ部の名門、杉並学院高校卒業後、研修生生活を経てレッスンプロとして活動を開始する傍らドラコン競技にも出場。2023年ロングドライブ日本大会優勝。日本練習場連盟ティーチングプロ

「あっ、このしなり気持ちいいです」
TOUR AD “GC” × “ELYTE”

最初は“GC”とスタンダード“ELYTE”の組み合わせ。打つ前に2、3回大きめのワッグルをした松本プロ。

「しっかりした張り感はありますが、結構、しなりを感じられますね」(松本プロ・以下同)

44~45m/sのHSで試打開始。1球目からミート率1.5をマーク。

「あっ、このしなりは気持ちいいです。イメージとしてはシャフトの真ん中を中心に全体がしなって、トップから切り返しでの“クラブの受け”がしやすくて心地いいです。ダウンスウィングからインパクトに向かって、しなったシャフトがスウィングに合わせて戻ってくるのでインパクトのタイミングが合うんです。それでいて勝手に走っちゃう感じもないので安心して振っていけます。
 
実は先日、純正シャフトの6Sを試打したことがありますが、純正の素直さ以上に“GC”はしなりとしなり戻りが素直で、なおかつしっかり感があるのでインパクトで押し込む感じが自然に出るんです。打感というか手応えも気持ちいいです」

【試打結果/平均値】●HS45.5m/s ●初速68.3m/s ●スピン2225rpm ●キャリー248.2yds ●トータル277.8yds ●ミート率1.49

画像: 「インパクトの押し込みが必ずあります。それが飛距離と安定感につながります」

「インパクトの押し込みが必ずあります。それが飛距離と安定感につながります」

「僕は、ハンドファーストを強めてインパクトするタイプではなく、構えたポジションどおり左腕とシャフトが一直線に揃った状態でインパクトしたいのですが、このタイミングがばっちり合うんです。だから、インパクトの押し込みが強くなって、このHSで平均277ヤード以上、ミート率は驚異の平均1.49になったのだと思います。確実に“ELYTE”のポテンシャルを引き出してくれています。
 
切り返しで、しなり感はあるのに、ねじれ感は小さく、振り抜きに合わせてしなり戻ってくるので、“GC”を打ったら気に入る人、かなりの確率で多いと思います」

「ストレートに近いドローが続く」
“TOUR AD GC” דELYTE X”

次はシリーズ中のドローバイアスモデル“ELYTE X”に“GC”を挿す。

「高弾道が出やすくつかまりのいい“ELYTE X”のヘッドと、つかまり過ぎない直進性の強い中弾道“GC”シャフトの組み合わせ。つかまりの度合いが良い意味で相殺されて、中弾道ストレートに近い薄いドローが続きますね。
 
平均HSは45.4m/sですが、ミート率はノーマル“ELYTE”を超す1.5でトータル276.4ヤード。初速やスピン量が理想値そのもの。“GC”が“ELYTE X”の性能をフルに引き出している感じです。ヘッドが変わってもしなり戻りの気持ちやすさとインパクトタイミングの合いやすさは変わらず良いです」

画像: 「“GC”はインパクトのタイミングが本当に合いやすいです」

「“GC”はインパクトのタイミングが本当に合いやすいです」

【試打結果/平均値】●HS45.4m/s ●初速67.9m/s ●スピン2278rpm ●キャリー247.8yds ●トータル276.4yds ●ミート率1.50

「6Xよりも6Sがおすすめ」
“TOUR AD GC” × “ELYTE♦♦♦”

「“TD(トリプルダイヤ)”の純正シャフトのSも試打したことがあります。そのシャフトもしっかりしていて良かったのですが、コレ(“GC”)を挿して打ってみると、迷わずコレになりますね。シャフトのセンターを中心に全体がしなって戻るので、当たり方が安定するんです。この感じは純正では味わえないフィーリングです」

画像: 「シャフトの真ん中を中心に均等にしなって、タイミングよく戻ってきます。挙動が素直だから振りやすくて、ショットが安定するんです」

「シャフトの真ん中を中心に均等にしなって、タイミングよく戻ってきます。挙動が素直だから振りやすくて、ショットが安定するんです」

「ボール初速が68.5m/s出て、トータル278.5ヤード。ミート率は3球が1.5で、2球が1.49の平均1.5。打っている自分も驚く数値です。“TD”を選ぶ人はフレックス“6X”も候補に入れるかもしれませんが、個人的には“6S”のほうが“GC”らしい素直なしなりが生かせると感じました」

【試打結果/平均値】●HS45.8m/s ●初速68.6m/s ●スピン2315rpm ●キャリー247.1yds ●トータル278.5yds ●ミート率1.50

“TOUR AD GC” דELYTE♦♦♦”でマン振りテスト

最後にドラコンチャンピオンらしく、本来のスウィングでテストしてもらった。

「体の準備を競技用に整えてないので90%ぐらいの感じで打ってみました。平均HS55m/sでも、しなりが大きくなりますが、戻るタイミングが一定なのでショットのブレが小さく収まります。“GC”は、このスピードくらいまで“6S”で十分です。さすがにHS60m/sに近づいたら“6X”のほうが良いですが。
 
もうひとつ気づいたのは、“TD”の低スピン性能がさらに安定する点です。フェースの下側に当たったショットでもスピン量が2790回転に収まっています。これは当たり負けしない“GC”シャフト性能の恩恵だと思います。
 
それでも結果的に、スピン量平均が2570rpmと高めに思うかもしれませんが、これはロフト10.5度のため。“TD”の9度か8度と“GC”の組み合わせなら、さらに低スピンになって飛距離も伸びるはずです」

【試打結果/平均値】●HS54.9m/s ●初速80.7m/s ●スピン2570rpm ●キャリー307.9yds ●トータル330.3yds ●ミート率1.47

TOUR AD GCはヘッドのポテンシャルを引き出すシャフト。そして打ち手をほぼ選ばない

3つのヘッドで4つのテストを行った、今回のTOUR AD GCの性能検証。“ELYTE”のどのヘッドに挿しても、各モデルのポテンシャルをしっかり引き出してくれるシャフトであること、そして、多くのゴルファーのスウィングにマッチする、振り抜きやすくて素直なしなり特性のシャフトであることがわかった。ゴルフゲームを劇的に変える、Game Changerの頭文字“GC”の名にふさわしい。

ちなみに“GC”は、“ELYTE”全モデルともカスタムシャフトリストから選ぶことができる。

画像: TOUR AD GCとELYTEの組み合わせ、ぜひ試してみてほしい

TOUR AD GCとELYTEの組み合わせ、ぜひ試してみてほしい

THANKS/Forex Show Room Studio
PHOTO/Tadashi Anezaki、Tomoya Nomura

TOUR AD “GC” の詳細はこちらから

画像: tourad.gd-inc.co.jp
tourad.gd-inc.co.jp

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