PGAツアーの本拠地TPCソーグラスで開催されたザ・プレーヤーズ選手権で3連覇を目指したスコッティ・シェフラーは20位タイ。昨季ミラクルイヤーを満喫した主役たちの苦戦が続いている。
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昨年の主役たちはいったいどうした?

昨年のクリスマス、割れた皿の破片が手に刺さるケガで25年シーズンに出遅れたシェフラー。これまで出場5試合でトップ10は2回あるが優勝争いはできていない。9勝を挙げトップ10に18回入った昨季とは大きく違う。

しかし、ザ・プレーヤーズ選手権のあと彼は楽観的な言葉を口にした。

「風が吹いて難しいコンディションだったけれどショットの調子は確実に上がっている。全体的にいいプレーができたし(優勝に)かなり近づいていると思う」

不動の世界ナンバーワンが勝てるか勝てないかは論点ではなく、いつ勝つのかが問題だが、ゴルフは時に気まぐれで奇妙なゲーム。勝てない可能性も決してゼロではない。

昨シーズンのもうひとりの主役、ザンダー・シャウフェレは12月に肋骨のケガが発覚し1月のザ・セントリー以降欠場が続きアーノルド・パーマー招待byマスターカードで復帰したばかり。ザ・プレーヤーズ選手権での不振はわき腹痛が完全に癒えていないのが原因と考えられるが、それにしても最終日にダブルボギー2個、トリプルボギー1個の乱調で81を叩き、予選を通過した72人中最下位に甘んじたのは、メジャー2勝を挙げた昨季とは別人だ。

「今は(ケガの状態を)悪化させないことが最優先。そもそもケガをしたのはオーバーワークが原因だからやり過ぎは禁物」(シャウフェレ)

それでも連続予選通過を現役最長の58試合に伸ばしたのはさすが。ちなみにツアー最長連続予選通過記録を持つのはタイガー・ウッズで142試合。次に113試合のバイロン・ネルソン、ジャック・ニクラス(105試合)、ヘイル・アーウィン(86試合)と続くが、シャウフェレはトム・カイト(53試合)を超えて史上6位につけている。

しかし見たいのは予選通過記録の更新ではなく優勝。復活はいつ?

※週刊ゴルフダイジェスト2025年4月8日号「バック9」より

王者シェフラーのドライバーショット連続写真

メジャー年間2勝シャウフェレのドライバーショット連続写真

昨年の主役たち

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