4月1日エイプリルフールは「嘘をついていい日」とよくいわれるが海外ではいかに笑えるジョークを飛ばせるか、あるいはいかにシャレたイタズラができるか、ユーモアのセンスが問われる日でもある。
画像: タイガーがエイプリルフールジョークをSNSに投稿。でもその内容は少し切ない……(写真は2024年の全英オープン 撮影/姉崎正)

タイガーがエイプリルフールジョークをSNSに投稿。でもその内容は少し切ない……(写真は2024年の全英オープン 撮影/姉崎正)

タイガーがSNSに投稿したエイプリルフールジョークは少し切ない。

「こんなことをいうなんて信じられないけれど左アキレス腱の断裂から数週間、高圧室で睡眠をとり、爆発的なリフトをこなし、医師やトレーナーのおかげで来週のマスターズに出場する準備が整いました。コースでお会いするのを楽しみにしています」

SNSに投稿投稿したこのメッセージにはグリーンジャケット姿でクラブハウスを模ったトロフィーを掲げる写真が添えられている。これは奇跡の復活優勝と讃えられた19年、5度目のマスターズ制覇を達成したときのものだ。

そして6分後「P.S. エイプリルフール、アキレス腱はまだめちゃくちゃ」と投稿した。

笑えるか、といえば笑えない。あぁ、タイガーの姿はしばらく見られないんだな、と改めて感じさせられてしまったから。

その点一昨年やはりアキレス腱を断裂し昨年のマスターズ出場を断念したチャンピオンズツアー最強のベルンハルト・ランガーのエイプリルフールジョークは爆笑を誘う。

普段真面目で質実剛健なドイツ人が、チャンピオンズツアーが企画した大掛かりなエイプリルフール作戦に参加。黒髪のカツラと髭をたくわえたオーストリア出身の新人コース管理に扮し練習ラウンド中の選手の邪魔をするのが、このビデオが傑作過ぎる。

画像: ベルンハルト・ランガーはチャンピオンズツアーのエイプリルフール企画に参加(写真は2018年のマスターズ 撮影/姉崎正)

ベルンハルト・ランガーはチャンピオンズツアーのエイプリルフール企画に参加(写真は2018年のマスターズ 撮影/姉崎正)

ダレン・クラークがグリーンに現れると特大のホースで放水開始。めちゃめちゃに水を撒いたあとクラークがパットを外すと「僕ならもっと上手く打てるのに」。それを聞いて変装したランガーの正体に気づいたクラークは大爆笑。

続いてのターゲットはパドレイグ・ハリントン。ティーショットを打とうとする彼に近づき至近距離でペグをハンマーで叩いて邪魔するランガー。

笑いを堪えながらティーショットを打ったハリントンにランガーが近づき「お客さん、ハンディキャップはいくつ?」。ハリントンも笑顔で「HC5です」と話を合わせるとランガー「ツアーにようこそ!」。シナリオがあるわけではないのにアドリブが秀逸だ。

他にも特大のバケツから目土を大量にぶちまけたり、正体に気付かない選手には「気づいていないかもしれないので念のため、私はランガーです」と自らネタバラシして驚かれたり、ジム・フューリックにはコース管理の格好のままインタビューを試みようとしたり……。

ユーモア溢れる会話の数々は堅物のイメージを一新するもの。シニアの史上最多勝利を誇るランガーがかなりの演技派だったことに驚かせる。これぞエイプリルフールジョーク(笑)。

タイガーとランガーのエイプリルフールSNS投稿はこちら

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