週刊ゴルフダイジェストで好評連載中の「オーイ!とんぼ」。主人公の大井とんぼと、イガイガこと五十嵐一賀が、世界中のゴルファーの夢舞台「マスターズ」に潜入。大会の様子をレポート!

本番直前の水曜日、松山英樹はいつにも増して早く会場に姿を現した。一人で練習ラウンドを行い、練習ラウンドでパトロンがもっとも盛り上がる、池越えの16番パー3にやってきた。ここは毎年選手たちが”水切りショット”に挑戦するホール。20年大会ではジョン・ラームが挑戦して、見事成功。さらにホールインワンのおまけつきで大いに盛り上がった。通常のティーイングエリアからショットを行った松山は、おもむろにもう一球セットすると水切りショットを敢行。しかしボールは対岸まで届かず。悔しかったのか、再び挑戦した松山だったが、続くショットも池を越えることはできなかった。その勇気をたたえるパトロンたちの大声援を浴びながら、悔しそうにグリーンへと向かっていった。

画像: 松山の水切りショットは失敗(撮影/Blue Sky Photos)

松山の水切りショットは失敗(撮影/Blue Sky Photos)

「松山が1回目に失敗した時、パトロンたちはブーイングとも歓声ともいえない声を上げた。それを聞いた松山は再度チャレンジ。失敗したがパトロンは大きな歓声で松山を称えた。そのやり取りを見ていて、松山がオーガスタの人たちに愛されているんだと感じたし、素敵な関係性だなと思った。もしとんぼが挑戦したら、得意の“とびうおボール”でパトロンを沸かせてくれるに違いない」(五十嵐)

PHOTO/Yoshihiro Iwamoto
イラスト/古沢優
※漫画家・古沢優がゴルフダイジェスト特派記者として今年、マスターズ会場で取材中

とんぼ&イガイガのオーガスタレポ

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