
前年覇者で全米女子オープン2勝の笹生優花、昨年大会2位で19年全英女子優勝の渋野日向子、昨年エビアン選手権優勝の古江彩佳、4月のシェブロン選手権を制した西郷真央。4人のメジャーチャンプも参戦する
主催するUSGA(全米ゴルフ協会)の公式サイトを見ると、「Player」欄には掲載されている日本選手の名前は実に20名。アルファベット順に、以下のメンバーです。
馬場咲希 古江彩佳 畑岡奈紗 林菜乃子
池羽陽向 岩井千怜 岩井明愛 泉田琴菜
勝みなみ 河本結 木村葉月(a) 小祝さくら
桑木志帆 長沢愛羅(a) 西郷真央 笹生優花
渋野日向子 鈴木愛 竹田麗央 山下美夢有

全米女子オープン予選で補欠に入り繰り上げ出場した木村葉月
木村葉月選手は先月千葉県の房総CCで開催された予選会でプレーオフの末、補欠となっていましたが、リストに名前が掲載されていました。
リストを眺めてみると、メジャーチャンピオンが実に4名(渋野、笹生、古江、西郷)。米女子ツアーで活躍するメンバーに加え、国内ツアーのトップレベルの選手たち、そして地区予選を勝ち抜いた選手たちと、その顔ぶれは多彩。誰が勝ってもおかしくない、そんな雰囲気が漂っています。
それにしても驚かされるのが、20名という出場選手数です。他国のナショナルオープンであり、最高峰のメジャー大会にこれだけの人数が出る、そこに今の日本女子ゴルフのレベルの高さと勢いが表れています。
では、他国と比べるとどうなのか、気になったので調べてみました。
まず、最大勢力はやっぱりアメリカ勢。日本勢の約2倍、38名の選手が「Player」欄に名を連ねていました。続いて多いのが韓国勢で、27名。日本勢の20名は、それに次ぐ数字。(4番目に多いのがタイで11名)
気がつけばメジャーで“第三勢力”にまでなっていた女子日本勢。今年最初の海外メジャー「シェブロン選手権」は西郷真央選手が制していますが、それに次ぐ選手は現れるのでしょうか。
全米女子オープンの開幕まで、今しばらく待ちましょう。