▶▶▶「ゴルフ川柳コンクール おかわり劇場・前編」をチェック
◆ 迂回した スコアも調整 してほしい (三重県 池キライ 73歳
R太: あれ、池対策の答えがあった。
A子: 迂回すればスコアが調整されるのかしら?
R太: 高速道路じゃないですー。
◆ 恋敵 バンカーショットの 砂浴びせ (福島県 眠り猫 75歳)
A子: 最近「恋敵」って言葉もあんまり聞かないけれど。
R太: 恋敵は先にグリーンに乗っているんですね。で、エクスプロージョンで砂かけたれ、と。
A子: バンカーショットはバクハツだー。
R太: どこかで聞いた言葉だ……。
◆ ライン読み マドンナ達が ハラバイで (東京都 ハムカツ 64歳)
A子: そしてグリーンに乗ったら乗ったでネタは尽きないわ。
R太: これ、どういう意味ですかね。
A子: これだからZ世代は困るわ。「マドンナたちのハラバイ(ララバイ)」。ダジャレよ。岩崎宏美よ。「火サス」の初代エンディングテーマだったのよ。
R太: えっ、カサス……TBSのあるとこかな。
A子: それ、赤坂サカスだから。全然違うし、さてはワザと言っているわね。「火サス」は「火曜サスペンス劇場」の略で「女検事・霞夕子シリーズ」とか「弁護士・高林鮎子シリーズ」とか「監察医・室生亜季子シリーズ」とか、名作がいろいろあるのよ。
R太: そもそも、グリーンを読むときの姿勢は腹ばいではない気が……。
A子: 痛いところを突くじゃないの。
R太: ここからは「ゴルフ川柳四季シリーズ」です。
A子: 火サスの新シリーズみたいに言いなさんな。
◆ 年会費 取り返せない クソ暑さ (神奈川県 Tosh 74歳)
◆ 大寒の ゴルフへ起きる 父ひとり (三重県 でこぽん 68歳)
◆ そよ風に 芝の香りと 笑い声 (熊本県 へっぽこゴルファー 44歳)
◆ 球探し ウドの新芽の 土産あり (広島県 浜ちゃん 75歳)
A子: 暑かろうが寒かろうがネタはあるのよ。春の林の中には山菜があるのよ。
R太: 去年は「アミガサタケを収穫す」っていうのがありましたね。
A子: 私はタラの芽が好きだわね。
R太: 好きな山菜を発表するコーナーじゃないですよ。
A子: そうよ、ちょっと紹介のペースを上げるね!
◆ 栄一が エージシュートで 飛んでいく (愛知県 わんこなり 61歳)
R太: ああ、一万円札は渋沢栄一ですもんね。「諭吉」だと語呂が悪くなる。
A子: エージシュートのお祝いは大変よね。ちなみに私は連休の散財で懐具合が悪いわよ。でも、腹具合が悪いよりはいいと思っている。
◆ ひもパンツ お先ははずし かたむすび (千葉県 急がば回れ 54歳)
A子: ひもパンツは下着じゃなくてズボンのほうよ!
R太: わかっていますよ(笑)。最近多いですよね。
A子: 固結びにしちゃうとトイレのとき大変なんだから。
R太: 腹具合が悪いときはご用心。
◆ 大叩き 孫が癒しの 肩たたき (北海道 いとうポン 61歳)
A子: 叩いてきたのが孫で良かったわ。上司だったら終わりよ。
R太: 恐怖の「トントン」。
◆ ネックには 悲しき打痕の 物語 (東京都 もつぞう君 72歳)
R太: 「物語」というのがいいですね。
A子: なんだか切ない気持ちになるわね。サザンに歌ってほしいわ。聞いてください、悲しき打痕物語。フェアウェイで若くないゴルファーがダフりまくるものがたり〜♪
R太: やめてください!
◆ PINGの名を 「ピング」とよむ 俺の友 (愛知県 さごじょう 42歳)
A子: この友達のこと嫌いじゃないわ。「ピングー」ってペンギンのキャラがいたことを思い出してノスタルジックな気分だわ。
◆ 天気よし 体調もよし あとは運 (兵庫県 やすよ 42歳)
◆ 偶然と 連続の運 あと気象 (奈良県 大和の雨蛙 83歳)
R太: 別の方から似た川柳が。
A子: 技術力は? って話だけどね(笑)。
R太: 大事なのは運ってことですね(笑)。
◆ 勤め上げ 釣り釣りゴルフ 釣りゴルフ (山梨県 ルーキー 44歳)
R太: ゴルフより釣りが多いじゃないか(笑)。
A子: 「権藤、権藤、雨、権藤」のリズムで声に出してね!
R太: 出た、ゴルフ川柳名物、「権藤、権藤、雨、権藤」のたとえ。
A子: 球界のレジェンドにして名ゴルファー・権藤博大師匠の連投を指した言葉よ。
R太: 師匠なんだ……。
A子: 雨が多くなると必ず思い出すわね。権藤さんは鳥栖高校出身で、入団したのは中日だけど、最初は西鉄ライオンズから誘いを受けたという話もあるのよ。
R太: そうなんですか。
A子: ちょっと無理くりだけど、やっとライオンズの話に戻れたわ。
R太 あ、おかわり君。
A子: そうそう。でも、「おかわり」もそろそろ終わりに近づいてきたわね。
R太: 今回もちょっとしゃべり過ぎですよ。疲れたのでは? そろそろ「さあ、眠りなさいー」。
A子: ???
R太: 「疲れ切った体をー」。
A子: アナタ、「聖母(マドンナ)たちのララバイ」知っているじゃないの!?
R太: 岩崎宏美は日本で一番歌が上手いって母が言っていました。
A子: そ、そう、お母さまが……。よろしくお伝えして。そして、皆さま、来年もゴルフ川柳コンクールへのご応募、よろしくお願いします。
林家正蔵のコメント付き! 週刊GDでおなじみのプロたちがゴルフ川柳に挑戦

青木翔コーチと武市悦宏プロの一句を紹介
名古屋大学出身ツアープロ 上田敦士(27)
◆ 僕だけは 見えているんだ 木の隙間
正蔵: これ、好きです。上田プロだけに見えている木の隙間があるんですね。林家正蔵は上田敦士プロを応援します!
◆ マスターズ 真似て打ったら 球巻きロイ
◆ マキロイの フォーム真似して 腰痛む
◆ マキロイも 僕にはなれない 大丈夫
◆ 若い時 このバンカーは 超えていた
◆ フェアウェイも オレにかかれば フェアではない
プロゴルファー 武市悦宏
◆ フルチンで 鏡見ながら ゲキすぶり
正蔵: これは……。さぞやご立派なのでしょう(笑)。
プロコーチ 青木翔
◆ OBの 恐怖を超える 嫁の機嫌
正蔵: これはいいですよ。才能ありと見ました。
高校教師プロ、通称「ニット先生」 山本邦貴
◆ トラックマン 数値化してくれ メンタルを
正蔵: 数値化しないほうがいいこともあります。
ゴルフマニアプロ 早川佳智
◆ Tショット マン振り前に 深呼吸
週刊GDライターI
◆ 新入社員 教えるつもりが 飛距離負け
◆ 葉桜の 季節になったが 距離伸びず
週刊GD編集Y
◆ スタート前 調子よくても 100切れず
正蔵: あ、ゴルフ川柳は日記じゃないです(笑)。もっと思いを乗せて!