
1アンダー11位タイに浮上した仙台出身の櫻井梨央
10歳でゴルフを始め、日本大学では全国女子大学ゴルフ対抗戦の団体戦で優勝。プロを目指すなか、レベルアップを求めて選んだのは多くのプロを優勝に導く森守洋プロだった。
今年5月、1年半ぶりに復活優勝を遂げた菅沼菜々やLIVゴルフでトップ選手として活躍する香妻陣一朗ら”モリモリ軍団”の勢いは凄まじい。
「(21年に)堀琴音さんが復活優勝した姿がずっと気になっていて『私も上手くなりたい』と、2年ぐらい前に自分からインスタで連絡して教えていただくようになりました」
インスタでの直談判でレッスンを受けるようになった。まだプロの合宿には参加していないが、今大会の直前にも都内のスタジオで森コーチから指導を受けた。

グリップよりヘッドを遅らせてクラブを上げるテークバックで、力み解消
「私はクラブをギュッと強く握ってしまうクセがあったんですが、チカラが入りにくい振り方を教わりました。『引いて引く』という動きで、(腕とクラブ)逆くの字のようにヘッドを遅らせて上げていくテークバックです」
今大会はそのクラブを緩く握る感覚から力みが抜けて、好結果につながっているという。ただ、もうひとつあるクセが出て、勢いに乗れていないとも……。

左サイドに突っ込まないスウィングをマスター中
「森さんからは『突っ込んいでるからそこを直そう』と言われています。トップからダウンスウィングにかけて左サイドに体が少し流れてしまうので、練習では足踏みしながら打つことで突っ込みが抑えられるようになっています」
午前8時のスタートし3バーディ1ボギーの70で12時ごろホールアウトした時間はプレーヤーにとって地獄のような暑さ。コースより涼しい近くの練習場に場所を移してクールダウンをしながら調整に励むという。
2つのクセを解消できれば、決勝ラウンドではさらなる浮上が期待できる。