今シーズン最後のシグネチャーイベント「トラベラーズ選手権」に出場する松山英樹
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x.comまず、気になる首の具合については、「少しずつ良くなっています」と前向き。先週の全米オープンでの戦いを終え、体の調子はさらに良くなっているようです。
全米オープンではトータル12オーバー42位タイと優勝争いに絡めなかった松山選手ですが、最終日は2アンダーでプレーし、「オークモントで最終日できたことがそのまま継続してやっていいのかいけないのかちょっとまだ不明ですけど、いい感じではきていると思う」と言います。
試合のなかでしかつかめない感覚。その感覚を信じていいのか、いけないのか……、首の不調もあってもどかしい日々を過ごしてきた松山選手ですが、先週の全米オープン、そして今週とコメントはポジティブ。その言葉の端々からは、なにかをつかみかけている、そんな印象を受けます。
もちろん目指すのは上位争い。そして開幕戦以来の今シーズン2勝目。それに向け、練習日はショートゲームを重点的に練習する姿が見られましたが、その意図を松山選手はこう説明してくれました。
「最近ショートゲームよくないですし、ショットも全体に良くないのはもちろんですけど、とくにショートゲームがよくないので、重点的にやってました」
松山選手というと世界最高峰のショット力に目がいきがちですが、どんな場所からも平然と寄せるアプローチの名手でもありますが、今シーズンは寄せにもフラストレーションを抱えることが多くあるようです。
開幕戦で優勝以来、いまだトップ10がないなか迎えるシグネチャーイベント。ここで上位争いに加わって、今シーズン最後のメジャー・全英オープンに向けて調子をググっとあげたいところです。
「シグネチャーだからというのはないんですけど、開幕から1試合もトップ10に入っていないですし、優勝争いできる位置でやらないとわからないこともたくさんあるので、そこに向けて頑張りたいと思います」と意気込みをまとめてくれた松山選手。
「強い松山」が見られる瞬間は、刻一刻と近づいている。そんな予感がするインタビューでした。
全米オープンの松山英樹
