菊地編集長の願いを叶えるためテーラーメイドのエクスペリエンシャルイベントを体験!!- YouTube
youtu.be「エクスペリエンシャル チーム」による最高峰のフィッティング
一流ブランドの路面店がひしめき、外国人観光客でごった返す東京のど真ん中「銀座」。そんな一等地にあるのが、今回のフィッティングを体験する「テーラーメイド銀座」だ。

テーラーメイドのすべてが味わえるフラッグシップショップ「テーラーメイド銀座」。今回ここで特別なフィッティングを体験!
KING 今回こちらに初めて来たんですけど、すごい所にありますね。
菊地 ですね。数寄屋橋の交差点からすぐ、超一等地です。旗艦店ということで、お店の作り込みも素晴らしい。
KING で、今回のフィッティングのキーワードが「エクスペリエンシャル(Experiential)」。「エクスペリエンシャル」は「体験」という意味なんですけど、その「エクスペリエンシャル イベント」という特別なフィッティングを受けていただきます。
菊地 すごく楽しみです! ということで、さっそく地下のフィッティングラウンジに来ました。今回、私のフィッティングを担当していただくのが、テーラーメイド エクスペリエンシャルチーム マスターフィッターの金村宰弘さんです。

テーラーメイドゴルフの金村宰弘さん(右)。最上級のフィッティング「エクスペリエンシャル イベント」を提供できるマスターフィッター
金村 どうぞよろしくお願いします。
KING 金村さんは、テーラーメイドのフィッティングを熟知している“マスターフィッター”で、特別な「エクスペリエンシャル チーム」の一員でいらっしゃいます。
菊地 アメリカのテーラーメイド本社には「キングダム」というクラブテストなどをする広大な施設があって、タイガーをはじめ、契約選手たちはみんなそこでフィッティングをする。もしかして、そのフィッティングメソッドが詰まっているのでしょうか。
金村 そうなんです。私共の契約選手も体験しているもので、日本の皆さまにも、テーラーメイドの本格的なフィッティングメソッドを体感いただきたいということでやっております。
KING そしてもう一つ、我々が気になっていた“5つ目のヘッド”。
菊地 以前この動画でも「Qi35」の35の数字の意味をひも解いたんですが、3は3つの「F」で、FORM(形状)、FUNCTION(機能)、FIT(フィッティング)ということでした。
KING で、35の5のほうが、展開しているモデル数ということで、スタンダードモデルの①Qi35、②Qi35 MAX、③Qi35 LS、④Qi35 MAX LITE……あれ? 4つしかないよと。その5つ目のヘッドが、今回フィッティングで使用するフィッティング専用の「フィデュ―シャルヘッド」ということですね。

通常のヘッドにはない6つの白いドットがフェースに埋め込まれた「フィデューシャル ヘッド」。フィッティングにおいてFiducial(基準となる)ヘッドだ
金村 はい。フィッティングに際しては、弾道計測器の「GC4」を採用しています。今回のフィデュ―シャルヘッドは、「GC4」用にフェース面にあらかじめ白いマークが埋め込まれているので、計測用のシールを貼る必要が無く、また人が貼ることによる微妙なずれも防ぐことができます。カーボンフェースだからこそできる専用ヘッドです。
KING しかも、4つのモデルそれぞれにこのフィデューシャルヘッドがあるそうですね。
菊地 もう打ちたくて仕方がないので、さっそくフィッティングを体験させていただきます。
現使用ドライバーに近いスペックで打ち、傾向を探る
「エクスペリエンシャル イベント」では、プレーヤーのパーソナルデータや、使用クラブ、本人の悩みや希望をヒアリングすることから始まる。
【菊地編集長のドライバーデータ】
●現在使用中のドライバーヘッド
Qi10(スタンダードモデル/10.5度

テーラーメイド Qi10。初速をアップさせるテーラーメイド自慢のカーボンフェース搭載。方向性を整えるツイストフェース機能、ヘッド下部の反発性能を高める貫通型スピードポケットなど、テクノロジーが満載
●シャフトの種類と長さ
スピーダーNX(ブルー)60・S/45インチ
●球筋の傾向
ドロー系。チーピンのミスが怖い
●飛距離を求めるか、方向性を安定させるか
飛距離(あと10ヤード伸ばしたい)
●現在のドライバーの飛距離(キャリー)
230~240ヤード
KING 編集長、まだ飛ばしたいんですか? 欲張りですね。
菊地 あと10ヤード欲しいんです(笑)。年齢的な部分はありますが、まだやれるんじゃないかと。
金村 ご回答ありがとうございます。ではヒアリングの内容を参考に、最適なヘッド、スペックを選びたいと思います。途中、振り心地など伺いますが、遠慮なく仰ってください。
KING まずは適正なクラブの長さを調べるんですね。
金村 はい。クラブの長さは“打点位置”に大きく影響してきます。判定した長さが絶対というわけではありませんが一つの基準となります。やり方としては、リラックスして立った状態で、左手首の付け根から地面までの長さを測ります。
菊地 そうやって判定するんですね、これは初めてです。
金村 菊地さんは、90センチですね。そうしますと……(リストを見て)最適な長さは44.75~45.75インチとなりますので、現在、しっかりと適正範囲内の長さのドライバーをお使いになっています。
菊地 そして用意していただいたのがこちらですね。Qi35。

テーラーメイド Qi35。進化したカーボンフェース。低重心位置を徹底的に追求し有効打点エリアが拡大。拡大ツイストフェース、貫通型スピードポケットももちろん搭載
金村 シャフトはスピーダーNX バイオレット 60S。現行の中で現在お使いのブルーに近いモデルになります。
KING 最初は今使っているモデル、スペックに一番近いもので試すわけですね。
金村 そうです。さらに打点位置がずれてしまうといけませんので、エクスペリエンシャル イベントで使う特別なティーで最適なティーアップの高さを設定します。

ダイヤル式なので、高さが無段階に調整できる。ティーひとつにも一切の妥協がない
菊地 へ~、ダイヤル式で高さが調整できるんですね。
金村 アッパー軌道が強い方は高くしたり、レベルに近い軌道で振る方は少し低くしたりします。普段のヘッドの軌道で、しっかり当たるところにボール位置を設定することが大事だと考えています。ボールは「TP5」を使っていきます。
KING 確かにフィッティングに行ったときに、ゴムティーだと微妙に高さが合わないなって、違和感を覚えることってありますもんね。初めて見ましたけど、これいいですね。
菊地 ではQi35×スピーダーNX バイオレット、打っていきます。(バシッ!)いい感じです。ではもう1球。(バシッ!)あ、ちょっとヒール目。

マイシャフトと近いモデル、スペックなので、「振りやすい」と菊地編集長は言うが……
金村 ありがとうございます。今2球打っていただきました。データを見てみましょう。

インサイドから入るヘッド軌道(Club Path)に対して、フェース面(Face To Target)がかぶる。これが左へのミスの原因
金村 2球ともトータル250ヤードぐらい。1球目はセンターより30ヤード左、2球目はやや右にそれています。左右にちょっとバラつきがあるような感じです。スピン量、打ち出し角は悪くありません。クラブ軌道は2度インサイド。ただ1球目はそれに対して-1.5度とフェースがかぶっているので左に強く曲がる傾向があるのかなと。2球目のようにクラブ軌道に対してフェースがかぶらないで入ってくるようになるのがよろしいかと思います。
菊地 このクラブ(組み合わせ)だと少し左に曲がりやすい傾向があるということでしょうか。
金村 私共のメソッドによれば、右も左もどちらも出るということは、少しタイミングを計って打っているのではないかという、ひとつの表れと考えます。ですので、ヘッドは同じで、今度はシャフトを替えて打っていただこうと思います。
KING さあ、では2本目になります。
菊地 金村さんに選んでいただいたのが、ヘッドは同じQi35の10.5度ですが……
金村 はい、シャフトをスピーダーNX グリーンにしました。スペックは50Sです。

2本目は1本目と特性が異なるシャフトで、振り心地や弾道の変化を見る
菊地 50gのSなんですね。このシャフトにした意図は?
金村 私共は、3つのエリアにシャフトを分布させています。その中で、バイオレットとは少ししなり心地が違うものを打っていただきたいんですね。これは、最初に重さや硬さを考えるのではなく、ゴルファーのタイミングにシャフトを合わせていくという、エクスペリエンシャル チームの考え方に基づいています。その結果、重さが50gになったり、シャフトの硬さが変わったりします。
菊地 では打っていきます。(バシッ!)ちょっとセンターを外しました。
金村 でも先ほどのシャフトよりもまとまって左に10ヤードで収まっています。もう1球お願いしたいのですが、振り心地はいかがですか?
菊地 振り心地は悪くないです。ではもう1球。(バシッ!)あ、これは少しタイミングがズレました。
金村 ありがとうございます。振り心地はいかがでしょう。
菊地 そうですね。先ほど(バイオレット)のほうが少し振りやすいですかね。
金村 ではぜひデータをご覧いただきたいと思います。

ピンクの2点が2本目のシャフトで打ったもの。1本目(水色の2点)と比べてバラつきが収まっている
菊地 ブルーの点が、最初に打ったQi35とバイオレットの組み合わせですね。
金村 それがグッとまとまりました。
KING 飛距離も同じか、少し伸びているぐらいですね。
金村 そうですね、平均で5ヤード近くキャリーが伸びています。クラブスピードも若干上がっています。
菊地 こんないいことないですね! これで決まりですか?
金村 今、エリアの違うシャフトを打って、それを見させていただいてというところです。もう1種類違うシャフトで打っていただいて、そこでシャフトは決めてしまいます。そのあとは、ヘッドを替えて菊地さんの球質を良化させていく作業に入ります。
菊地 ヘッドもですね! いやぁ、めちゃくちゃ楽しみです。
そして3本目のシャフトを打ち……となるのだが、実は運命のシャフトは意外なものに。そしてQi35のヘッドも「FIT」機能を生かした調整へと入っていく。
「エクスペリエンシャル イベント」の核心部分へと続くこの後の内容は、ぜひYouTube「ギア王チャンネル」でお楽しみください!
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