ダフリ予防のためにクラブを短く持とう
雨の日や雨上がりで難しいのが湿ったフェアウェイからのアイアンショットです。地面を踏むと、少し水が地面から滲み出てきそうな状況ではライが悪いのでそれなりの対策が必要です。
今回は、湿ったフェアウェイからのアイアンショットについてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!
湿ったフェアウェイから1番避けたいのはダフリのミスです。ダフってしまうと、ボールが全然飛ばなかったり、大ショートしてしまいます。
そんなダフリの確率が高いのが、クラブがインサイドから入るドローヒッターさんです。
ドローヒッターさんは、フェードヒッターと比較すると、インサイドからボールをつかまえにいこうとするのでスウィングプレーンが横振りになりやすく、構えた時から、クラブとボールの距離が遠くなってしまいやすい傾向にあります。
ダフリ予防に最も効果的なのは『クラブを短く持つ』ことです。
クラブを短く持つとボールの近くに立つので少しハンドアップした形で構えることになります。いつもよりクラブを短く持って、近く立ってスウィングすることでスウィングプレーンが縦になり、振り遅れを予防することができるので過度なインサイド軌道を防ぐことができます。

とくにスウィングプレーンが横になりやすいドローヒッターはダフリに注意。クラブを短く握りハンドアップで構えることでスウィングプレーンが縦になり、過度なインサイド軌道を予防でき、振り遅れによるダフリも防げる
ダフってしまいがちな方で、クラブを目一杯長く持っている方も同様に、クラブを短く持って対策していきましょう。
ハーフスウィングで振り遅れ対策!
クラブ振り幅は、肩の高さまでのイメージでハーフスウィングで行いましょう。
実際は、ヘッドが重たいので惰性で耳の高さくらいまで上がってきます。フルスウィングをしないぶん、ボールの高さは低くなってしまいますが、フェアウェイ同様にグリーン面も湿っているのでボールは止まってくれます。

湿ったフェアウェイから打つ際はハーフスウィングがオススメ。肩の高さまでクラブを上げるイメージでも、実際には耳の高さ程度まで手元が上がる
ハーフスウィングではクラブの運動量は少なくなるので、手打ちスウィングにお心あたりのある方は注意が必要です。
手打ちでのハーフスウィングは体の捻り戻しの力が使えなくなってしまうので距離が落ちてしまう原因となってしまいます。その際は、クラブの番手を上げて距離を調整しましょう。

振り幅が短い分、手打ちになってしまうと飛距離ががくっと落ちる原因に。体を回す意識をより持とう
スウィングで調整したい上級者さんは、プロのように体の運動量を最大限使い体を回しましょう。ハーフスウィングでボールをしっかり飛ばすためには、バックスウィングで上体をしっかり回し、切り返しの時にできる腰と肩の捻転差(Xファクター)をしっかり作り、体のエネルギーを使うことが大切です。

バックスウィングで上体をしっかり回したうえで、上体を残したままヒップターンしていく。すると腰と肩の捻転差(Xファクター)がしっかり作られる
この練習は飛距離アップにも効果的です! イラストを参考に体の捻転を大きく使って力強いスウィングを目指しましょう! 是非参考にして下さい!
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