ゴルフを始めたばかりのビギナーや初心者にとって、スウィングについての疑問は尽きない。埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチに「インドア練習場でのシミュレーター活用法」について教えてもらった。
画像: 埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチ

埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチ

インドアの練習場ではシミュレーターが設置されている場合があり、コースの景色の再現やショットのデータ計測、モデルによっては18ホールのラウンドを再現するモードまで搭載されていることもある。

シミュレーターの大きなメリットのひとつは、「イメージ力を補完してくれること」だとJJコーチは言う。

「屋外の打ちっぱなしでは弾道を確認できますが、インドアでのネット打ちとなると、打感に集中してショットの成否を判断したり、状況設定などイメージ力を使って練習する必要があります。僕自身はシミュレーターが全然普及していない時期からゴルフをしていて、ネット打ちだからこそ鍛えられる要素もありましたが、それはあくまでハイレベルを目標にした場合の話です。

ビギナーの方にとっては、打感の違いを判断するのも難しいし、実際のコースをイメージして練習しようにも経験がまだ浅いからイメージしようがなかったりします。そういった意味で、景色がコースっぽいだけでもイメージ力を補完してくれるので良い影響があると思います」(JJコーチ、以下同)

画像: 単なるネットではなく、コースの景色が再現されているだけでもイメージ力の補完になる。またショットやスウィングのデータ計測も大きなメリットだ

単なるネットではなく、コースの景色が再現されているだけでもイメージ力の補完になる。またショットやスウィングのデータ計測も大きなメリットだ

加えてショットやスウィングのデータを計測し、画面上で弾道として再現する機能も大きなメリットと言えるだろう。

「例えば打球が右に行っているとして、それが本当にスライスなのか、それともプッシュアウトなのか……このように、自分が思っている状態と実際のデータが違っていることのほうが結構多いんです。そういう現状をちゃんと見定めるためにも、僕はレッスンや練習でシミュレーターや弾道測定機能はあったほうがいいと思いますね」

ビギナーの場合、表示された数値を自分で読み解くのは難しいかもしれない。しかしJJコーチは「データとして残しておくことが重要」だと続ける。

「イメージの弾道と数値をデータとして持っていれば、レッスンを受ける時にコーチから教えてもらえることが増えますよね。自分で紐解けなくても、とりあえず自分のショットの客観的なデータを持っておけるというのは大きいですよ」

一方で、18ホールを回れるラウンドモードなどの機能については、現状はあくまでシミュレーターでしかないというのも事実だ。

「レッスンする側の視点で見ると、ラウンドモードなどは練習に活かしづらい『お遊び要素』ではありますね。強いて言うならマネジメント面……コースを再現して『ピンまで残り〇ヤード』という状況設定を勝手にしてくれるので、状況に応じた番手選びの練習にはなりそうです」

しかし、シミュレーター上のラウンドがそのまま上達に直結するかと言えば、JJコーチの評価は「△」。

「海外ではシミュレーターを使った大会『TGL』が新設されましたよね。あれくらい精密かつ設備が整っていて、例えばバンカーが再現されていたり、グリーンも形状が変わったりするならまだしも、普通のシミュレーターのラウンドモードで本格的な練習になるかと言われると、あんまりピンと来ません。

僕の感覚では、自動車教習所のシミュレーターみたいな立ち位置です。頻繁に使うかと言えばそうではなく、結局は実際にクルマに乗るほうが大事ですよね、みたいな。画面上でいくらノンプレッシャーで打てたとしても、やっぱり実戦に出れば状況も雰囲気も全部変わります。結局は実際(リアル)に勝るものはない、ということですね」

シミュレーターは、ビギナーが弾道をイメージしたり、客観的なデータを取得したりするツールとしては非常に優秀。しかしそれに依存しすぎるのではなく、最後は実際のコースでの経験を積むことが上達の近道であることは間違いなさそうだ。

協力/Tom's Bishon草加店

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