今週、フランス・エビアンリゾートGC(6504Y・P71)を舞台に、2025年シーズンの女子ゴルフメジャー第4戦「アムンディ・エビアン選手権」が開幕します。
画像: 昨年エビアン選手権でメジャー制覇し凱旋帰国した古江

昨年エビアン選手権でメジャー制覇し凱旋帰国した古江

昨年この試合を制したのが古江彩佳選手。古江選手の2連覇なるかというのが、まずは最大のポイントですよね。

今季の古江選手は16試合に出場し、そのうち13試合で予選を通過、トップ10入りはHSBC女子世界選手権の2位タイを筆頭に3度と安定した戦いぶりを見せていますが、いまだ未勝利。3回の予選落ちのうち2回はメジャーですが、相性の良い大会で連覇を期待したいところです。

さて、アムンディ・エビアン選手権が、まだメジャーではなく、「エビアン選手権」という名前で開催されていた16年前、この地で米女子ツアー初優勝を挙げたレジェンドをご存知でしょうか?

そのレジェンドこそ、宮里藍さん。今や伝説として語り継がれる「藍ちゃんフィーバー」の熱狂の最中であった2009年。今大会で、宮里藍さんは幾度となく跳ね返されてきた初優勝の壁を破り、悲願の米女子ツアー初優勝を手にしたのです。

当時、日本開催以外の米女子ツアーの大会での日本人選手の優勝は、1999年の福嶋晃子選手以来実に10年ぶり。国民的人気を誇った“藍ちゃん”の悲願の勝利がどれほど価値あるものだったか、多くのオールドファンが記憶していることでしょう。

その後、世界ランク1位にまで上り詰める宮里藍さんが、世界のトッププレーヤーへの扉をこじ開けたのが、まさにこの場所だったのです。

あれから16年。一人の偉大なスター選手が道を切り拓いたあの頃とは、状況は大きく異なります。宮里藍さんはメジャー昇格前のエビアン選手権に2度勝利を収めましたが、メジャーは未勝利のまま現役生活にピリオドを打ちました。

それに対し、2025年のアムンディ・エビアン選手権のなかには、渋野日向子選手、笹生優花選手、西郷真央選手、そしてもちろん古江彩佳選手と、4人の日本人メジャーチャンピオンが含まれています。宮里藍さんが切り拓き、耕した土壌には、いま大輪の花が咲き乱れているのです。

宮里藍さんが世界の頂点への道を切り拓き、昨年は古江彩佳選手がその頂きに立ったエビアンの地。日本の選手にとって、良いイメージしかないこの舞台で今週輝きを放つのは誰でしょうか。

眠れない夜が、またはじまります。

昨年古江彩佳がメジャー制覇したエビアン選手権

This article is a sponsored article by
''.