先週のKPMGアイルランド女子オープンはカートンハウスという、ホテルが隣接しているかなりいいコースで開催されました。アイルランドの天気は本当に変わりやすくて、晴れていたと思ったら、雨がバーッと降ったりします。そんななかで私のゴルフは、ずっと“雲り空”みたいなパッとしない感じでした。チャンスがあってもなかなか決めきれなかったですね。結果は57タイ。10位以内に入れればスコティッシュオープンに出場できたんですけれど。
2日目は風が一番すごかったんですけど、午後の最終組スタートだったのでより風が吹いてきて、何より予選通過のためにもうスコアを落とせない状況のなかのラウンドでした。そこでしっかり踏ん張って、結果的に4日間プレーすることにつなげられたのは、すごくよかったなあとは思っています。私って粘り強いですかね(笑)。でも、そういうときってもうほとんど気合い、気合い!のゴルフという感じですよ。
今週のメジャーのために前乗りしていたLPGAの選手もけっこう出場していたので、フィールドも厚かったですね。チャーリー・ハル、ジョージア・ホール、レオナ・マグワイア、アンナ・ノルドクビスト、マデリーン・サグストロムなどです。ちなみにエビアン選手権ではLET枠は14人くらい。米LPGAが多くを占めます。
少しプロアマの話をしたいと思います。今回はアムンディの方が私を指名してくれて、その方の仲間2人と一緒に試合の前日に回りました。なぜ指名してくれたのかは聞かなかったんですけど、そのおじさま、私のことがなんだか好きそうでした(笑)。3人ともアイルランド人で、ゴルフはとても上手でしたよ。組み合わせはこんな感じで、指名されることもあれば、協会がプロを割り振る場合もあります。

プロアマにて。隣が彩子を指名した「彩子推し」アマチュアゴルファー。確かにニコニコして嬉しそう!
LETや米LPGAのプロアマは日本のスタイルとは違います。日本はスポンサーさんのお得意さんたちがメインですけど、海外では、大会ごとに参加したい方の募集をかけるんですよね。お金を出せば、誰でもプロゴルファーとラウンドできるんです。そして、そのお金は、ジュニア育成の費用として使われます。そして日本は、選手に一部報酬としていただけますけど、海外ではそれはないですね。
春に、日本の男子ツアーの「前澤杯」で、プロアマを入札制にして話題になっていましたけど、あれとも全然違います。チャリティの感じなんです。金額は試合よってバラバラだったと思います。でも、「前澤杯」もすごく面白い取り組みでしたよね。プロとラウンドしたい人が参加できるという点では似ていますし、いい仕組みだなあとは思います。

試合会場で練習中の彩子。このときは、青空が広がっていたけれど、アイルランドのお天気もコロコロ変わる
今回の食事は、自炊とプレーヤーズラウンジでのもの。本当はアイルランドの最終日の夜、外に何か食べに行きたいと思ってダブリンの美味しそうなお店を調べてはいたんですよ。でも、翌朝のフライト時間が早くて、3時半には宿を出発しないといけなかったので諦めました。いや、来年に持ち越されました。来年はコースが変わるらしいんですけど、この気持ちは変わりません(笑)。
今週は沖縄で、いろいろと課題を練習したり、少しゆっくりして、次の大会にそなえようと思います。次戦は、8月のイギリスになるか、もしかしたらAGI女子オープンのマンデーに出るかもしれません。また、こちらでもご報告しますね。
写真/本人提供