7月も半ばを過ぎ、暑い日々が続いている。ゴルフは自然の中で行うスポーツであるため、こまめな水分補給といった熱中症対策や、生い茂ったラフ対策などといったプレー面でも注意点が多く出てくる。
そしてプレー中以外でも「通年大切なことですが、とくに夏場になると服装に関するマナーが乱れてしまいちなので、そこも気を付けたいポイントですね」とJJコーチは言う。

埼玉県草加市のゴルフスクール「Tom's Bishon草加店」専属のJJコーチ
「近年ゴルフ自体が良くも悪くもカジュアルになってきています。例えば今って平日1万円前後くらいのプレーフィーで回れるゴルフ場だと、クラブハウスでジャケットが不要である場合もあります。
もちろん場所によってはそれでまったく問題ありません。ただ一方でTPOに合わせる必要もあります。ジャケットに限らず、とくに夏場は暑さからクラブハウスでのマナーがおろそかになってしまいやすいですね」(JJコーチ、以下同)

とくに夏場は服装に関するマナーをおろそかにしがちだという(写真はイメージ)
暑さ問題についてはゴルフ場側も考慮していて、普段はジャケットが必須だが、夏の一定期間はジャケットの着用不要をドレスコードで定めている場所も多い。
一方で、暑いからシャツは裾出し状態、シャツ自体も襟のついたゴルフウェアでない普通のTシャツにハーフパンツ……。ドレスコード的にはNGだけど、そのような格好でクラブハウスを歩くゴルファーを「とくに夏場は見かけます」とJJコーチ。
ここでビギナーが覚えておきたいのは、ドレスコードはゴルフ場によって異なり、事前に調べておく必要があるということだ。
「ドレスコードを把握していなければそうなりますよね。だって暑いんですから、ラフな格好になりますよ。だからこそまだゴルフ場に行き慣れていないビギナーの方が気を付けたいポイントです。郷に入っては郷に従え、ですね。
ドレスコードがどれだけ厳格なコースに行くのかって、ゴルフを始めたばかりの方でも一緒にプレーする人によって変わってくるでしょう。だからこそ自分で調べたり、先輩ゴルファーに聞いたりして適切な服装でコースに行きましょう。
もしドレスコードに圧迫感があるのなら、ドレスコードが緩いコースに行くという選択肢もありますし、前述したように季節によってドレスコードが変化することもあります」
とくに格式高い名門ゴルフ場などではドレスコードが厳格であり、それを守っているゴルファーが多いからこそ目につきやすく、指摘されてトラブルに……なんてことも起こりかねない。夏場に限らずどの季節でも、心地よくゴルフを楽しむために押さえておきたいマナーと言えるだろう。
協力/Tom's Bishon草加店