
ソールには本間ゴルフのモグラのロゴが大きくデザインされている。ソールの前後には可変ウェイトを搭載。本間ゴルフ独自の「ノンローテーティングシステム」も健在。「TW PROTOTYPE」の文字も確認できた
60年以上のクラブ造りの歴史を持つ本間ゴルフが、満を持して2013年に発表したブランド「ツアーワールド」。以来、熱意系アスリートゴルファーの向上心に応え続けてきた。今回、NEC軽井沢72ゴルフの会場でキャッチしたモデルは7代目となる「ツアーワールド TW777」だと思われるが、ソールには「TW PROTOTYPE」の文字が。何よりも本間ゴルフのモグラのロゴが、ソールに大きく記されていることに驚かされる。これはファンにはたまらない。ソールのフェース寄りと後方には可変ウェイトを搭載。これで弾道が調整できるのだろう。
早速、試合でも使った後藤未有は、「低スピンでメチャクチャ球が伸びてます。キャリーで2~3ヤードくらい伸びています。打感は軽いし、ヘッドが大きいのに違和感なく、コントロール性もある。真っすぐ行くし、ミスヒットにも強いので本当にやさしいですね。それに顔もいい」

「低スピンでメチャクチャ球が伸びる」(後藤未有)
吉川桃は「飛距離が伸びました。飛んでる感じがするし、打感もいいし、何より打ち出し角が抑えられていいですね。フェースへの食いつきがよく、滑らないのもいい」

「打感がよくて、打ち出しも抑えられる」(吉川桃)
同じく試合で使用し、3位タイとなった金澤志奈は、「私は飛距離よりも、打感や曲がり幅に結構なこだわりがあるので、なかなかチェンジできませんでした。でも、これはとても感触が良いです。打感も良いし、程よいつかまり感で曲がり幅も少なく安定している感じ。データを見てもスピン量が適度に減って、キャリーも伸びている。久しぶりにスイッチできそう」と好感触だった。詳細の発表が待たれる。

「程よいつかまり、キャリーも伸びてる」(金澤志奈)
写真/大澤進二