2025年4月10日の「東建ホームメイトカップ2025」で幕を開けた2025年国内男子ツアー。各トーナメントでの優勝争いに注目するのはもちろんだが、男子にも“リランキング”が存在する。そこで、「みんなのゴルフダイジェスト」では、女子ツアー同様、毎試合終了後のリランキング順位や、過去実績を基にした当確選手を更新していく。【国内男子ツアー・リランキング情報】

突破ラインを超えた安森と黒木

画像: 左から:安森一貴、池田勇太(撮影/有原裕晶)

左から:安森一貴、池田勇太(撮影/有原裕晶)

国内男子ゴルフツアーは来週の「ロピアフジサンケイクラシック」でリランキングが決定するため、順位争いはまさに佳境を迎えている。「みんなのゴルフダイジェスト」が過去のデータから独自に設定したリランキング突破基準は560万円(過去、リランキングで10~15位までが後半戦のほぼすべての試合に出場している実績から算出)。レギュラーツアーへの出場権をかけた戦いが続くが、優勝賞金4260万円と25年シーズンで一番の高額大会「:ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 2025」の結果で、順位が入れ替わった。

▼賞金ランキング

1位:(初期順位37位)古川龍之介/1879万2521円
2位:(初期順位49位)安森一貴/876万9888円
3位:(初期順位10位)黒木紀至/617万3600円

===みんゴル突破ライン:560万円===

4位:(初期順位73位)出利葉太一郎/546万8100円
5位:(初期順位1位)内藤寛太郎/540万2683円
6位:(初期順位15位)原敏之/510万8097円
7位:(初期順位11位)日高将史/490万6941円
8位:(初期順位44位)池田勇太/475万9250円
9位:(初期順位3位)大嶋宝/474万7442円
10位:(初期順位29位)川上優大/454万8554円
11位:(初期順位26位)時松源蔵/429万9735円
12位:(初期順位36位)砂川公佑/396万5130円
13位:(初期順位6位)発多ヤマト/365万7590円
14位:(初期順位40位)詹耀淳/365万1800円
15位:(初期順位20位)勝亦悠斗/337万5600円
16位:(初期順位8位)新村駿/332万9570円
17位:(初期順位47位)西山大広/325万8500円
18位:(初期順位77位)田中裕基/316万円
19位:(初期順位9位)古川雄大/314万4750円
20位:(初期順位64位)藤本佳則/314万1750円
21位:(初期順位41位)伴真太郎/293万7000円
22位:(初期順位16位)植竹勇太/291万370円
23位:(初期順位22位)岩井亮磨/262万2400円
24位:(初期順位50位)松岡翔太郎/258万350円
25位:(初期順位52位)村上拓海/237万6928円
26位:(初期順位7位)北村晃一/233万6166円
27位:(初期順位14位)竹山昂成/221万121円
28位:(初期順位23位)内山遥人/214万5923円
29位:(初期順位21位)芹澤慈眼/212万7611円
30位:(初期順位30位)李圭ミン/206万303円

画像: 左から:新村駿/日高将司/出利葉太一郎(撮影/有原裕晶・岡沢裕行)

左から:新村駿/日高将司/出利葉太一郎(撮影/有原裕晶・岡沢裕行)

前週「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で、リランキング突破に必要な賞金を稼いだのは、安森一貴と黒木紀至だ。安森は19アンダーの7位タイに入り、605万3460円を獲得。これにより、賞金総額を約877万円に伸ばし、見事に突破ラインに達している。また、黒木も同大会で18アンダーの12位タイに入賞し、414万2850円を獲得。合計617万3600円となり、安森とともに突破ラインに到達した。

さらに、新村駿も同大会で15アンダーの22位タイに入り、203万3320円を獲得。着実に賞金ランキングを上げている。彼らのように、一大会での好成績がツアー人生を大きく変える瞬間が、この獲得賞金によるリランキング争いの醍醐味と言えるだろう。

一方で、ボーダーラインを巡る攻防も激しさを増している。現在、賞金総額546万8100円の出利葉太一郎は、突破まであとわずか。「Sansan KBCオーガスタ」で65位に入れば、獲得賞金20万4000円を加えて合計567万2100円となり、リランキング突破が目前となる。そのほかにも、日高将史や原敏之といった選手たちがボーダーラインのすぐ下にひしめいており、彼らの戦いは予断を許さない。

また、ベテランの池田勇太が、先週の大会で12位タイに入る活躍を見せ、約60万円程だった賞金総額を一気に475万9250円までジャンプアップ。このベテランの意地が、リランキング突破の可能性を現実味のあるものに変えている。

このリランキングは、選手一人ひとりの今後のツアー運命を占う、まさに命運を分けるリストだ。若手の躍進、中堅の奮闘、そしてベテランの意地。それぞれのドラマを胸に、今週は賞金総額1億円を誇る「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」に注目していきたい。

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