
キャプテンに専念することを決めたキーガン・ブラッドリー(撮影/岩本芳弘)
現地時間8月27日、ブラッドリーはキャプテンピック6名を発表しライダーカップポイント11位の自身をメンバーから外して同ランク7位のジャスティン・トーマス、8位のコリン・モリカワ、9位のベン・グリフィンに加え、キャメロン・ヤング(14位)、パトリック・カントレー(15位)、サム・バーンズ(16位)を選出した。
ライダーカップ史上唯一のプレーイングキャプテン、故アーノルド・パーマーに「電話したい」と悩める胸中を明かしたこともあるが、実は「選手として出ないことはしばらく前に決めていた」そう。発表した6名とすでに出場を決めている6名(スコッティ・シェフラー、ザンダー・シャウフェレ、J・J・スパーン、ラッセル・ヘンリー、ハリス・イングリッシュ、ブライソン・デシャンボー)が来月に開催される大会でカップ奪還を目指す。
「大会中の金曜日に現地を訪れる」とSNSで発信したトランプ大統領は「ブラッドリーは絶対出るべき」と投稿。プレーイングキャプテンを支持する声もあったが「ライダーカップのキャプテンになることがどんなに夢のようなことかに気づいた。チームにとって最高のキャプテンになりたい。正しい選択だと確信している」と本人。
トーマスは「ブラッドリーが主将としてチームを勝利に導くことは、選手として経験できるどんなことより素晴らしいと思う」とブラッドリーの勇断を称えた。15位のカントレーを選んだのは過去15勝6敗1分と抜群の実績を買ったから。16位のバーンズはパットの上手さと親友シェフラーとの相性の良さが考慮された。
「キャプテンとして奔走した今年は人生最高の年」というブラッドリーはここ10大会で3勝しかしていないチームの奮起を促し勝利を目指す。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年9月16日号「バック9」より