来年5月にメキシコで開催される国際フットゴルフ連盟(FIFG)主催の「フットゴルフワールドカップ2026アカプルコ」の団体戦に、日本代表は全カテゴリー(男子、シニア、女子)で出場権を獲得した。

「サッカーとゴルフを融合」したスポーツ「フットゴルフ」の選手たち
ちなみにフットゴルフって? と思ったゴルファーも多いだろう。
端的に言えば「サッカーとゴルフを融合」したスポーツで、具体的にはサッカーボールを蹴ってゴルフコースを18ホールラウンドしてスコアを競う競技だ。
「ルールはほぼゴルフと同じです。ティーマークから蹴ってスタートし、グリーン脇やラフに切られた直径53センチのカップに入れるまで何打かかったかでスコアを競います」(日本フットゴルフ協会理事の増山清さん)
コースは全長3200ヤード前後。パー3が60~100ヤード、パー4が170~200ヤード、パー5が200~250ヤードなのでバーディが出やすいのが特徴だという。
「サッカーはジュニアチームが多く、裾野の広い競技です。一方ゴルフは歳を重ねても楽しめますが入門のハードルが高く、上達に時間もかかる競技だと思います。この2つが融合したフットゴルフは誰でも明日から楽しめます。さらにサッカー出身者は天然芝の上でボールを蹴る感動が味わえ、ゴルフ場にとっては新たな集客や施設の利用者増が見込めるうえ、ゴルフ場に親近感を湧かせてゴルフ人口を増やす可能性もある。この機会にぜひフットゴルフに関心を持ってもらえると嬉しいです」(同)
現在、国内のゴルフ場でフットゴルフの施設を併設している所は約30カ所あり、地方のゴルフ場の生き残り策として増えていくかもしれない。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年10月7日号「バック9」より