こんにちは、上原彩子です。今週、LET(欧州女子ツアー)はお休み。来週の試合はインドで開催されるので、移動も考えていったん沖縄に戻ってきました。スペインで崩した体調は、すっかり元に戻りました。よかった(笑)。
さて、先週のフランスでの試合は、ライダーカップが開催されたからか、木~土の3日間で行われました。初日と2日目は67・69とまあまあよい感じだったんですけど、最終日に73とちょっとスコアを落としてしまいました。結果は26位タイ。ゴルフがかみ合わなかったですね。先週、こちらで「グリーン勝負になる」とお伝えしていましたけど、残念ながらパッティングが入らなくて……。流れを作るのも変えるのもやはりパッティングですから。グリーンのスピードに合わせられなくて、2~3mが決まらないし、ミドル~ロングパットの距離感が合わない。芝の目が強くて速いところと遅いところがあるんですけど、それを上手く見極められなかった。ストローク自体にそんなに違和感はないんです。やっぱりヨーロッパでは、毎週コースも芝も違うので、そこにいかに練習から試合までにしっかり合わせられるかが大事になってきます。
さらに試合ではパターに限らず、天候の変化やプレッシャーなどいろいろな要素が含まれてくるので、3日間、4日間をクリアでフレッシュな状態で臨みたい。そうしないといい判断ができないと思うんです。たとえば日本だったら、ベント芝のコースが続きますけど、ヨーロッパは芝質はもちろん、空気感も球の飛び方もまったく違うので、試合ごとにスッキリ切り替えることが必要だと思うんです。ここはまだまだ課題の1つですね。
今回のキャディさんはコースから1時間の地域に住んでいる方でした。この試合は、2日間はアマチュアの試合も同時に行われていて、私たちと一緒に回るんですけど、昨年アマチュア選手のキャディをして楽しかったということで、今年もエントリーして、私のキャディをしてくれることになったようです。キャディは試合ごとにシステムが違うので、今回はボランティアではなく、決まったフィーを払う形でした。

写真撮影をしてデータで送ってくれたりプリントしてくれる、試合会場のサービスを使用。「キャディさんと2ショットを撮影してみました!」
すごくかわいい町”ドーヴィル”
さて、試合後にはドーヴィルの街を少しブラブラする時間がありました。マーケットにはシーフードがズラり。海に近い街なので、すごく有名みたいです。皆さんマーケットで牡蠣やエビを食べていました。マーケットではお酒を飲みながらつまむ、という感じだったので、私たちはレストランを探したんですけど、19時くらいからしか開かないお店が多くて。1つだけ開いていたお店に入りました。

ドーヴィルの市場を散策しました
ドーヴィルはすごくかわいい街ですけど、すごく伝統ある古い街でもあります。レストランにも昔の写真が飾られていましたけど、今とまったく変わらない感じでした。私たちが食べたものは白身魚のムニエルとムール貝のカマンベールソース。普通、ムール貝にはクリームソースですよね。でも今回は別のソースにトライしてみましたけど美味しかったですよ。周りのお客さんは、生牡蠣を美味しそうに食べていたんですけど、さすがに翌朝の飛行機に乗れないとまずいので、見るだけにしました(笑)。
月曜日には沖縄に戻ってきましたけど、私もトレーナーの寿乃さんも、なんだかんだ忙しくしています。沖縄に居るときしかできないことを詰め込んでいる感じ(笑)。
私は、主催している日米フレンドシップに関しての準備をしています。来年は新しい内容とコースで行う予定でいますから、そのコースさんと初めて直接打ち合わせしてきました。メールのやり取りはしてきたんですけど、直接会ってしっかりお話をして、いい感じでした。よかった!
来年は1月下旬~2月に開催できそうです。詳細が決まったら、皆さんにもご連絡しますから、ぜひ参加してくださいね。

フランス名物、ムール貝(でかい!)を、カマンベールチーズのソースをたっぷりかけて。「半分病み上がりですから、牡蠣はあきらめました(笑)」
今週日曜日には羽田経由でインドに発ちます。昨年も出場しましたけど、すごくいいコースです。この試合の結果で、翌週の台湾の試合に出られるか決まるので、全力で頑張りたいと思います。
写真/本人提供