新たな舞台として選ばれた横浜カントリークラブは、PGAツアーでは初めて使用されるコースとなる。
「横浜カントリークラブが選ばれた理由は、東京に近いこと、そして世界に発信するためです。横浜は貿易の街というイメージがあったり、海外からのPGAツアー選手も来やすいという点も考慮されていたりします。過去には日本オープンも開催された名門コースが、PGAツアーの舞台として世界に発信されることは、日本のゴルフ界にとっても大きな意義があると思います」(以下、杉澤)
横浜カントリークラブは、正確性と戦略性が鍵になる。
「比較的フェアウェイや空間は広いものの、ドッグレッグホールがいくつかあり、狙い所は狭いので、ティーショットの正確性が求められます。セカンドショット以降は、さらに難易度が上がります。グリーンが小さく、砲台グリーンとなっているため、上から点で攻める必要があり、デリケートなショットが要求されます。グリーン周りは、パインハーストと似ていると言われています。トップ選手も苦労するほど難しいので、注目して見てください」

通常は西コースの4番として使用される11番。グリーン奥から見た景色。セカンドは大きな打ち下ろしになり、池越えが要求される
注目すべきは11番ホール。ここは特に戦略性が求められるホールだ。
「11番ホールには、3つのルートの選択肢があり、それぞれ難易度が異なります。選手たちがどの選択をするのか、見応えがあると思います。そして、セカンドショットも池を絡めたホールになっているため、攻めざるを得ない状況になるでしょう」
今大会には、松山英樹プロ、金谷拓実プロ、石川遼プロ、中島啓太プロら、日本を代表する選手たちが出場を予定している。
「横浜カントリークラブは、過去に日本オープンが開催されたコースであり、出場する日本人選手全員がプレー経験を持っています。コースを知っているだけでなく、試合として経験していることは、海外選手にとって大きなアドバンテージになるはずです。試合間の中で迎えられる大会なので、日本人選手にチャンスは大きいのではないでしょうか」

アルドリック・ポトギーター。南アフリカ出身だが、少年期をオーストラリアで過ごす。ローリー・マキロイを超える飛距離を誇る
今大会で絶対に注目すべき選手は、世界一の飛ばし屋とも言われる、アルドリック・ポトギーターだ。
「ポトギーター選手は、規格外の飛距離を誇る、将来有望な選手です。日本で見られるのは最初で最後になる可能性があるので、絶対に見ておくべきです!」
新たな舞台で、どのようなドラマが生まれるのか。ベイカレントクラシックから目が離せない。
U-NEXT 木村真希
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