
開催コースの東名CCで行われたジュニア大会「GDジャパンジュニアカップ)で高校時代に3連覇した岩井千怜。コースの相性を聞くと「今日良かったのでいいかもしれません」(撮影/岡沢裕行)
古江彩佳選手、渋野日向子選手、原英莉花選手、岩井明愛選手、岩井千怜選手、笹生優花選手といった面々で、このメンバーだけで“海外メジャー4勝”です。メジャーチャンピオンがこれだけ出場する国内の試合はなかなかありませんよね。
このような超豪華なメンバーが揃った背景には“日程の妙”があります。米女子ツアーは今週からアジアシリーズがスタート。渋野日向子選手はそこへの出場が叶わず、戦いの場を日本に移しています。彼女にとってスタンレーレディスは過去に優勝している相性の良い大会です。
また、米女子下部(エプソンツアー)は全日程が終了したことで、同ツアーを主戦場としていた原英莉花選手も出場可能に。さらに、ホンダがスポンサーに入っていることでホンダと契約している岩井ツインズや笹生優花優花選手も参戦。古江彩佳選手は前週の日本女子オープンから続けて参戦した結果、超豪華フィールドが実現しています。
とはいえ、じゃあ米女子ツアー帰りの選手たちが参戦したから彼女たちが上位を独占するかといえば、そうならないのが今の国内ツアー。トップは7アンダーで5選手がひしめく大混戦となっています。
“米女子ツアー軍団”でその先頭集団に位置しているのが岩井千怜選手。2打差の5アンダー8位タイには古江彩佳選手がつけています。
以下、原英莉花選手が4アンダー16位タイ、渋野日向子選手が3アンダー28位タイ、岩井明愛選手が2アンダー46位タイと予選通過圏内。笹生優花選手は3オーバー97位タイと出遅れています。
ちなみに、初日トップの岩井千怜選手は、今大会と同じ東名カントリークラブで開催されるジュニア大会「ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ」で2018年から3連覇を果たしています。コースとの相性も抜群と言って良さそうです。
いずれにせよ、国内ツアーの選手たちにとっては、“世界との距離”を測る絶好の機会となっているスタンレーレディスホンダ。勝つのは国内組か海外組か、その行方を見守りたいと思います。