2025年10月29日現在。レジェンズツアーのイタリアオープンを終え、日本に帰ってきました。レジェンズツアーも日本のシニアツアーも、残りわずか。今回はボクの現状をお伝えしつつ、イタリアオープンを振り返ってみたいと思います。
画像: 「最悪のシナリオ」だけは避けたい! 横田真一、日欧シード権争いで“レジェンズツアースキップ”の苦渋の決断【ヨコシンの欧州レジェンズツアーレポート「夢に向かって」 #27】

横田真一(よこたしんいち)

72年生まれ。53歳。専修大学ゴルフ部出身。95年にツアーデビューすると、その年にシード権を獲得し、97年の全日空オープンで初優勝を飾る。その後、アプローチイップスに悩むも、10年のキヤノンオープンで13年ぶり2度目の勝利を挙げた。40歳をすぎてから順天堂大学院・医学研究科に入学し、2年間の修士課程を修了するなど、知見を深める努力も怠らない個性派プロゴルファー。現在は、日本と欧州のシニアツアーに参戦しながら、YouTuberとしても活躍中。

横田真一チャンネル

レジェンズツアーは残り4試合、日本のシニアツアーは残り3試合と最終局面を迎えています。しかし……。ボクは、まだどちらのツアーもシード権を確定できていません。

ちなみに、レジェンズツアーは、ポイントランキングで40位以内に入れば来年の出場権がある程度得られるのですが、ボクは現在55位。日本のシニアツアーは、シード権が得られる賞金ランキング30位以内に対して現在28位と圏内ではあるものの、ボクの計算では、あと130万円ほど稼いでおかないと安心はできないという状況です。

ここで最悪なのは、ふたつのツアーの出場権を両方とも失うことです。一度出場権を失うと、それを取り戻すのは容易ではないので、そんなシナリオだけは避けなくてはいけません。ですので、大変残念なのですが、レジェンズツアーを何試合かお休みして、日本のシニアツアーに出場することにしました。

状況としては、来週開催される「コスモヘルスカップ」でシード権を決めることができたら、レジェンズツアーにあと3試合出場できる。けれども、その次の「ISPSハンダシニア」、「いわさき白露シニア」までもつれ込むと、出場できるレジェンズツアーの試合はあと1つか2つになってしまう、という感じです。とにかく、ここが正念場。ゴルフの調子は決して悪くないので、まずは日本のシード権を確定させたいと思います。

もちろん、レジェンズツアーだって諦めたわけではありません。あちらは、一発上位に入ればポイントランキング40位以内に浮上できる可能性があるので、アグレッシブにいきたいと思っています。

さて、そんな意気込みで迎えた先週のイタリアオープンは、2日目を終わって4アンダーと、トップ10に入った状態で最終日を迎えることができました。しかし、最終日の15番パー5に罠が待っていたのです。

【動画】イタリアシニアOP最終日。問題の15番ホールは9分30秒~【ヨコシンあそぶヨーロッパ西遊記】

画像1: イタリアシニアOP最終日後半 表彰台も視野に入ってきた! バックナインも出だし連続バーディでこのまま優勝しちゃうのか!? #ヨーロッパシニア #レジェンズツアー #ヨコシンあそぶヨーロッパ西遊記 www.youtube.com

イタリアシニアOP最終日後半 表彰台も視野に入ってきた! バックナインも出だし連続バーディでこのまま優勝しちゃうのか!? #ヨーロッパシニア #レジェンズツアー #ヨコシンあそぶヨーロッパ西遊記

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ここは距離が短く、バーディが狙えるパー5。290Y先にブッシュが待ち構えているので、ティーショットをその手前に止め、そこから2オンを狙っていくというホールです。前日まではその作戦がハマり、スコアを伸ばすことができました。しかし、最終日は、ティーショットが、絶対に届くはずのない290Y先のブッシュに入ってしまったのです。風の読み違いなのか、キックが悪かったのか……。原因はいまだにわかりませんが、結果はボギー。そこで流れが途切れてボギーが3つ続き、最終的には26位タイで試合を終えることになりました。

画像: イタリアシニアオープンの会場で

イタリアシニアオープンの会場で

ゴルフというのは、ミスをしていなくても、ちょっとした運、不運でいい流れが来たり、悪い流れになってしまったりすることがあります。今回は悪いほうの流れが来てしまいましたが、そこまでトップ10で戦えたのでよしとすることにします。とにかく、泣いても笑っても、あと数試合。最後まで諦めずに頑張りたいと思います。

写真/本人提供

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