パッティングの基本は「ライ角通りに構える」
1メートルも300ヤードも同じ一打です。ついついショットの練習に多くの時間を使ってしまいますが、スコアの半分はパッティングです。
4パットや3パットを減らすことができれば、100切りやベストスコア更新なんてことも夢ではありません! 今回は、パッティングについてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!
パッティングでは構えた時のパターのライ角がとても重要です。イラスト1のようにトウが浮いている方は、引っかけやすく、左に外してしまう傾向です。

イラスト1:構えた時のパターのライ角が、パッティングの成否を分けるポイント
お心あたりにある方は、構えをチェックしてみましょう!
正しいライ角で構えた時(イラスト2A)と比較して、フラットに構えすぎてしまっている方(イラスト2B)は引っかけやすく、左に外してしまう傾向です。

イラスト2:Aのようにライ角通りに構えるのが理想。Bのようにトウが浮いているとフェースが左を向く原因になる
Aではパターのライ角通りに構えているのでフェースの向きはスクエアになりますが、Bの構えになってしまうとトウが浮いてしまい、フェースの向きはターゲットよりも左を向いてしまう評価となります。構えた時からすでにフェースが左を向いてしまうと、ボールは高確率で左に引っ掛けるミスが出やすくなってしまいます。
またこの構えのままカップインの練習をしてしまうとストローク中にフェースを開く要素を調整しなくてはいけなくなってしまうので、再現性に欠けてしまいミスパットの原因になってしまいます。こういったことから、プロはかなり繊細にアドレスを調整しています。
ライ角通りに構えるためのポイントは?
ライ角通りに構えないと、カップインの確率が下がってしまうのでアドレスは重要課題です!
Bの人がライ角通りに構えるためには、左目の真下にボールをセットし、両肩の下にグリップがくるように構えましょう(イラスト3)。

イラスト3:ライ角通りに構えるためには、ボールが左目の真下、グリップが両肩の下に位置しているかどうかを意識してみよう
構えを調整することでもカップインの確率がグッとアップしますので、なんとなく構えていた方は是非アドレスを参考にしてください。
構えた時の肩と腕の形をキープしてストロークする
次はストロークです。ボールの打ち出す方向はフェースの向きで決まるので、インパクトではフェースがターゲット方向に対してスクエアでヒットすることが何より大切です。
パターが苦手なビギナーゴルファーさんは、手首を使ってストロークをしてしまうのでインパクトでフェースの向きが不安定になって左にも右にも打ち出されてしまいます。
そんな方は、アドレスで構えた時の肩と腕の形を保ったままストロークしましょう(イラスト4)。こうすることで左手の甲の角度を保ったままストロークされボールが真っすぐ転がってくれます。

イラスト4:アドレスで作った肩と腕の形を保ってストロークすれば、左手の甲の角度がキープされてスクエアに打ち出せる
手首の角度が変わってしまうとフェースの向きだけでなくロフトの角度も変わってしまうので、ボールの転がりに悪影響です。上記がパッティングの基本となりますので是非参考にしてみてください!


