女子ゴルフの今季国内ツアー第34戦「伊藤園レディス」の初日が14日、千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部(6769ヤード、パー72)で行われ、29歳の三ヶ島かなが、6バーディノーボギーの66をマーク。6アンダーで回り、7アンダーでトップの神谷そらと木村彩子に1打差の3位タイで好スタートを切った。

タイトリストのドライバー「GT2」を武器に、66をマークした三ヶ島かな
「本当に今日一日、ほぼほぼ気持ちよくショットが打てていたので、それが一番良かったと思います」
3つのパー5でバーディを奪うなど、4連続を含む6つのバーディを量産。初日のフェアウェイキープ率は100パーセントでドライバーショットは安定感抜群。タイトリストの人気ドライバー「GT2」が好調の理由のひとつだ。
「(GT)4を使っていたんですが、寒くなってきたのと、スピン量だったり、フェースが返りにくい特性とか、今やろうとしている打ち方的に合うドライバーが(GT)2でした」
スピン量は2100rpmぐらい、キャリーは225ヤード超えと、飛距離と高さが出る。さらに当たり損ねが少なく、曲がり幅が抑えられて、安定感があるのがいいという。練習日にはタイトリストの担当者とヘッドをカチャカチャしながら、スピン量とバランスの微調整に励んでいた。
シーズンは終盤に入り、メルセデス・ランキング70位の三ヶ島は、50位以内のシードに向けて正念場を迎えている。
「もう別に失うものはないんで。(ゴルフは)攻め続けるわけじゃないけど、気持ち的には攻め続けてはいますね。強い気持ちでできたらいいなと思ってます」
残り2日、「GT2」を武器に、逆転シードと今季初優勝を目指していく。
※2025年11月14日 18時20分、内容を一部加筆修正しました。


