サラリーマンを卒業し、車中泊で全国のゴルフ場制覇を目指す“ゴルフばか”こと木村公一さんの「ゴルフばか日誌」第92話。前回は、急遽生じた家業の用件で、仙台空港から下道を12時間かけて弾丸帰省して終わっています。今回はその続きで、白河高原カントリークラブ、太平洋クラブ白河リゾート、ローレルバレイカントリークラブの3コースを攻略したお話です。

東北に戻ります!

11月2日(日)、朝から取引業者とのやりとり、午後は買い物、洗濯と、1日がかりで動き回り、久しぶりに我が家の温かい布団で爆睡。

11月3日(月)、5時起床。6時に清洲城を出発。再び、東北遠征の旅に。

当初は、再び東北に戻るよりも、岡山、広島方面遠征に切り替えようかと考えたが、冬に向かうこの時期、東北でのゴルフは今回やっておかないと難しいと思い直し、予定通り実施。

国道19号で春日居から塩尻へ向かい、12時、ローソン立科山部店で昼食。13時に通過した軽井沢付近は3連休の真ん中で渋滞。群馬安中→高崎→前橋→大間々を走り、日光方面へ。

18時、ファミマ矢板北店で八王子ラーメン、焼き鳥、食パン、ミカンで夕食。

19時20分、那須塩原市にある「塩原あかつきの湯」で長旅の疲れを癒す。入浴料1000円。熱めの湯で肌がツルツルして気持ちよく、露天風呂も風情があってよかった。

20時50分、道の駅「那須高原友愛の森」に到着。駐車場は広々して昼間は賑わいそう。21時半就寝。

【白河高原CC】標高が高く飛んで楽しめるけど簡単ではないです

11月4日(火)、5時半起床。6時半出発。5分後にセブン-イレブン那須池田店で朝食を摂り、8時、白河高原CC到着。

画像: 白河高原カントリークラブ No.13(390Y・P4)。ボギーでした

白河高原カントリークラブ No.13(390Y・P4)。ボギーでした

スタートはインの9時36分。クルマに携行しているゴルフダイジェスト社の『美しい日本のゴルフコース』の426ページを開くと「東北の軽井沢を目指して昭和39年開場。富澤誠造の成熟期の設計」と書いてある。楽しめるが、簡単なコースではなかった(笑)。

標高800メートルなので、いつもより球が10~20ヤードは飛ぶ。フェアウェイが洋芝なので、ターフが草鞋のように飛んでいく。フェアウェイは全体に狭く圧迫感を感じ、プレーヤーを惑わしてくれる。グリーンは10フィート以上で、とても速く感じた。グリーン周りは狭く、奥も左右もOBが近くてやばい。要するに「手前から攻めないとだめですよ」という設計だが、それに気づいたのは後半も終わりに近づいてから(笑)。

というわけで45・45の90。ラスト9番ホールで90切りのチャンスもあっただけに残念。

画像: 白河高原カントリークラブの同伴者のみなさまと。左からはむいち、藤原さん、岩渕さん、川村さん

白河高原カントリークラブの同伴者のみなさまと。左からはむいち、藤原さん、岩渕さん、川村さん

同伴の岩淵さん50・44の94。ゴルフばか日誌の愛読者・藤原さん46・46の92。川村さん47・56の103。

15時に終わり、風呂にゆっくり入り、16時半に出発。17時13分、セブン-イレブン天栄松本店でしょうゆヌードル、竹輪、ソーセージ、納豆、豆腐を買い、17時半、道の駅「季の里天栄」に着いて車内で食べ、20時就寝。

【太平洋C白河リゾート】OBなし! でも93……。太平洋Cイチ難しい?

11月5日(水)、5時に起きて、6時出発。昨日と同じセブン-イレブンで鴨だし蕎麦を食べ、これが朝食。

画像: 太平洋クラブ白河リゾート No.17(150Y・P3)。パーでした!

太平洋クラブ白河リゾート No.17(150Y・P3)。パーでした!

別荘地の真ん中を走り抜け、7時ちょうどに太平洋C白河リゾート到着。スタートはインの9時03分。

朝は気温2度で寒かったが、太陽が昇ると汗ばむほどの好天で、上着を全部脱いでプレー。

練習グリーンは9フィートで、そんなに速くないと感じたが、コースのグリーンはどれも超速く、10.5フィート以上に感じた。しかもうねりの大きいポテチグリーンで、そのせいか途中でカートが5台も渋滞。太平洋クラブのコースは10カ所以上プレーしているが、1番難しい。御殿場よりも難しいのでは。

よく見ると、ジャパンゴルフツアークオリファイトーナメント会場の表示が。道理ですごい。プロを目指す人たちは、こんなグリーンでもピン手前にきちんと打てなきゃいけないんだと、感心するやら同情するやら(笑)。

画像: JGTOのクオリファイトーナメント会場だったようです

JGTOのクオリファイトーナメント会場だったようです

ショットはまあまあだったが3パット6回で47・46の93。珍しくOBがなかったのに。

同伴の高橋さん52・45の97。佐竹さん44・48の92。田淵さん45・51の100。

紅葉シーズンの真っ盛りで、全山錦繍に色づき、最高のゴルフ日和でした。

15時半に終わり、16時半出発。

17時、また同じセブン-イレブン天栄松本店で夕食の食材を買い、17時35分、道の駅「季の里天栄」に着いて食べ、20時就寝。寒いので夜中に1時間おきに5回起きてトイレ。昨日からなぜか左ひざが痛む。

【ローレルバレイCC】“自然の地形を生かしすぎ”なコースでした(笑)

11月6日(木)、5時に起きて5時半出発。セブン-イレブン須賀川長沼西店で朝食を摂り、6時36分、ローレルバレイCCに到着。

画像: ローレルバレイカントリークラブ No.3(194Y・P3)。打ち下ろしで1オン2パットのパー

ローレルバレイカントリークラブ No.3(194Y・P3)。打ち下ろしで1オン2パットのパー

ここはPGM系列。ロッカー代330円がもったいないので車内で着替えてから受付。

スタートはインの8時03分。

那須山系の雄大な景観、自然の地形を最大限に生かしたコース設計……とゴルフ場紹介にあったが、まさにその通り。というか、私的には、自然の地形を生かしすぎでしょ、とツッコミを入れたくなる印象。フェアウェイがうねりまくり、ティーグラウンドから打ちづらく設計しているのはさすが(笑)。グリーンも昨日、一昨日のコースと遜色ない速さで、怖くて打てないほど。

というわけで、前半はOB3発も含めて50。後半は100切りを目指して8番まで4オーバーで9番がバーディなら39のトータル89じゃないか、と、337ヤードのパー4に挑むが、1打目は220ヤードのフェアウェイに。2打目はUFO99でピン手前5メートルにオン。左右上下の四方からラインをよく読み、しっかり真っすぐカップの内側を狙うが、最後カップ手前で切れてパーの40でトータル90。同伴の渡辺さん54・49の103。三浦さん44・43の87。風間さん42・44の86。

終わったのが13時20分。スタッフに「次のハーフは14時からですよ」と言われて、そうか追加のハーフを無料、と書いてあったなと思い出す。でも後半のハーフを真剣にプレーしたら精魂尽きた感じで私は終了。渡辺さんと三浦さんは追加のハーフに行きました。お風呂に入り、痛む右手の指をよく揉んで14時20分に出発。

14時45分、イオンタウン須賀川のザ・ビッグに到着。イートインで20時まで原稿を書き、夕食を食べ、閉店の21時まで滞在。

21時20分、道の駅「たまかわ」に着く。22時就寝。以下次号。

●日本のゴルフ場制覇:1272カ所
●今回の総走行距離:661キロ
●今回の必要経費:白河高原CC8261円、太平洋C白河リゾート7600円、ローレルバレイCC6000円。ガソリン代1万1104円、飲食費4545円、入浴料1000円、合計3万8510円

次回は福島県のグリーンアカデミーカントリークラブ、同じく会津高原たかつえカントリークラブ、兵庫県のオータニ広尾カントリークラブ、フォレスト市川ゴルフ倶楽部を攻略する予定です。

著者プロフィール/木村公一
1年半前の2024年6月末でサラリーマン生活を卒業。在勤時代から"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中。「はむいち」と自己紹介する自身の愛称は、漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんにちなんで「ゴルフばか」。

編集/高橋健二

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