「1インチ短尺化」でミスヒットを30%低減!
「RMX VD/X アイアン」といえば、4000g・cm²という大慣性モーメントで、多少の打点のズレなどものともしない“曲がらないアイアン”。今回登場した「Steady Version」は、その寛容性をさらに極めるために、大胆なアプローチを採用した。
それは、「全番手1インチの短尺化」。
一般的にクラブが短くなれば、ミート率は向上し、振り抜きやすくなる。ヤマハの調査によると、この短尺化によって平均飛距離はわずかに低下するものの、芯で捉える確率が格段に上がり、通常モデルと比較してミスショットを約30%低減できるというデータが出たという。
「飛ばす」ためのヘッド性能はそのままに、「当てる」ためのシャフト長さを採用した、まさに“実戦力”に特化したアイアンと言えるだろう。
ドライバーからアイアンまで「短尺」で揃う!
ヤマハはすでに、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティにおいて「Steady Version(短尺モデル)」を展開しており、今回のアイアンの登場によって、ウッドからアイアンまですべての番手を「短尺セッティング」で統一することが可能になった。
長いクラブが苦手なゴルファーや、コースでの安定感を最優先したいプレーヤーにとって、この「フルセット短尺化」の選択肢は大きな武器となるはずだ。
ヘッドは、低重心化による高初速性能や、独自の図心リブ構造による打感の良さなど、ベースモデルの長所を継承。そこに「振り切れる安心感」が加わったこのアイアンは、スコアメイクに悩むアマチュアゴルファーの救世主となるかもしれない。
販売はオンラインストア限定

大慣性モーメントヘッドの「RMX VD/X アイアン」に短尺バージョンが登場
なお、この「RMX VD/X アイアン Steady Version」は、ヤマハゴルフオンラインストア限定での販売となる。
RMX VD/X アイアン Steady Version 概要
● 発売日: 2025年12月12日(金)
● 販売: ヤマハゴルフオンラインストア限定
● 価格: 4万9500円(#6〜PW・5本セット)、5万9400円(#6〜SW・7本セット)
● シャフト: N.S.PRO 950GH neo (S)、TENSEI TRI (R)
● 特長: 通常モデルより1インチ短尺化、大慣性モーメント4,000g・cm²
なお、通常、5本セットだと10万円前後、7本セットだと15万円前後になることが多いが、ヤマハの担当者によると「全番手で1インチ短尺にすると、AWやSW、LWという、いわゆる下の番手のシャフト長よりも長くなることが想定され、スウィングバランスが大きく変わってしまいます。そうならないためにも7本セットを用意し、また価格を抑えることで、手にしていただきやすくしました」と話す。
「曲がらないヘッド」×「当たるシャフト長」。この組み合わせがもたらす安定感を、ぜひ体感してみてはいかがだろうか。


