
1打差2位タイに浮上した櫻井心那(撮影/有原裕晶)
初日キャンセル、日曜サスペンデッド、72ホールに短縮……といろいろあったファイナルクオリファイ。いよいよ「ファイナルラウンドの残りホール」の争いとなりました。
日本勢はどうなったのかといえば、まず特筆すべきは櫻井心那選手でしょう。3ラウンド続けて69のスコアを並べ、最終ラウンドも9ホールを終えて3つスコアを伸ばしています。
現在のスコアは10アンダーで、首位と1打差の2位タイ。トップ通過が見込める順位で、“最終日(予備日=現地の火曜日)”の朝を迎えることになります。
昨年の山下美夢有選手に続き、2年連続日本勢によるトップ通過はなるか、期待したいですね。
通過圏内にはあとふたりのプレーヤーがいます。渋野日向子選手と西村優菜選手です。渋野選手は11番までプレーし、トータル4アンダー。西村選手は8番までをプレーし、同じく4アンダー。順位はふたりとも23位タイです。
そして気になるカットラインは3アンダー。まさしく渋野、西村両選手の背後に迫っています。渋野選手は残り7ホール、西村選手は残り10ホール。1打も落とすことのできないサバイバルとなります。米女子ツアー出場権が得られるのは25位タイまでの選手。カットライン上でのしびれる戦いになりそうです。
もうひとり、伊藤ニ花選手は15番までを終えてトータル4オーバー75位タイ。残りホールが少ないことで、来季の米女子ツアー出場権獲得は難しくなっています。
櫻井心那選手のトップ通過はなるか? 渋野選手の“残り7ホール”の戦い、西村選手の残り10ホールの戦いの行方と、米女子ツアー出場権獲得はなるか?
運命の“最終日”は現地時間で火曜日の午前8時に再開されます。





