米女子ツアーの来季出場権を賭けた戦い、Qスクール ファイナルクオリファイ(最終予選会)が終わりました。4人が挑んだ日本勢は櫻井心那選手が10位タイ、渋野日向子選手と西村優菜選手が24位タイに入り、見事に来季出場権(2025年実績では「カテゴリー15」)を得ることになりました。
画像: 見事来季出場権を獲得した渋野日向子(撮影/岡沢裕行)

見事来季出場権を獲得した渋野日向子(撮影/岡沢裕行)

さて、2025年は13人の日本勢が米女子ツアーに参戦することが大きな話題となりました。今季のポイントランク順に並べると、以下になります。

山下美夢有(2)

竹田麗央(4)

畑岡奈紗(9)

西郷真央(12)

岩井明愛(13)

岩井千怜(15)

勝みなみ(18)

古江彩佳(24)

馬場咲希(65)

吉田優利(73)

渋野日向子(104)

西村優菜(115)

笹生優花(132)

80位までに与えられる最優先出場権「カテゴリー1」に入ったのは実に10人。

渋野選手、西村選手は100位までに与えられるやや優先度が下がる出場権「カテゴリー11」にも手が届かず「カテゴリー16」で、まさに崖っぷちの状況でした。しかし、このファイナルクオリファイを見事に突破したことで「カテゴリー15」にランクイン。そして、笹生優花選手は過去5年のメジャー優勝者に与えられる出場権「カテゴリー3」を保持しています。

というわけで、今季米女子ツアーに挑んだ日本勢13選手は一人も脱落することなく、来季の出場権を得たということになります。これは結構、かなりすごいことではないでしょうか。

脱落者がいないうえに、来季は2人の選手が加わります。まずはファイナルクオリファイを突破した櫻井選手。2023年にJLPGAレギュラーツアーで4勝を挙げてブレークし、今年も8月のCAT Ladiesで勝利を挙げた通算5勝の若き実力者が海を渡ります。

櫻井選手と竹田選手は2003年度生まれのダイヤモンド世代(櫻井選手は2004年の早生まれ)。竹田選手は早くも米女子ツアー2勝(TOTOジャパンクラシック含む)を挙げていますが、櫻井選手の活躍にも大いに期待です。

そして、もう一人が原英莉花選手です。昨年のファイナルクオリファイで67位と通過が叶わず、2025年は下部ツアーにあたるエプソンツアーを主戦場に戦い、ランク5位で“昇格”(カテゴリー9)を決めています。

来季は15人となる日本勢。今年メジャー2勝を含む7勝を挙げ、ツアーの一大勢力となった彼女たちの勢いは、来シーズンさらに増していきそうな気配です。

※各カテゴリーは2025年1月に発表された実績に基づく。2026年カテゴリーの詳細は年明けに確定する見込み

25人中21人が整列! 右から7番目の黄ウェアが櫻井心那! 【LPGA公式インスタグラム】

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