100Y以下のコントロールショットが苦手という人は多いだろう。距離は短いのになぜか上手くいかない。その原因は”引き算”的な思考にあるからと今回レッスンしてくれる伊丹プロは言う。距離を抑えよう、弱く打とう。この考え方がミスを生むというのだ。一方、プロは”足し算”で考えるという。週刊ゴルフダイジェスト12月30日号では、足していくとは、どういうことなのか? 「みんゴル」でも紹介しよう。

SWはスタンスを狭くするだけでなくボールに近づくこと

極小ショットから足していく方法は、さらに短い距離でも応用できると伊丹プロ。SWの領域となる
50Y前後の距離は、どう対処するといいのか?

「基本的な考え方はPWの距離調整と同じです。スタンス幅を狭くし、グリップを短く持つ。そうすると20Yくらい距離が落ちるはずです。この極小ショットから足していけばいいでしょう。ただ、注意してほしいことが2つあります。1つはボールと体との距離です。グリップを短く持つほど、ボールに近づく必要があります。もう1つがトップのミスが出やすくなることです。グリップを短く持つとヘッドを軽く感じるからです。この2つを理解しておけば、SWでも緩むことなく、距離をコントロールできます」

ピンまで40Y以下、あるいはグリーン周りなどのアプローチは、どうすればいいのか?

「40Y以下になると極小ショットから足していく方法では難しい面もあります。ただ、グリップを短く持つとき、シャフトを持つのはアリですね」

シャフトを持って打つのか?

「グリップに決まりはありません。シャフトを持ってもクラブは振れますからね。右手がシャフトにかかるくらい短く持つようになって、グリーン周りのアプローチがよくなったアマチュアは多いです。試す価値は大いにあると思いますよ」

画像: 「30Y以下のグリーン周りは、シャフトに触れるくらい短く持てばアプローチの精度も上がります」

「30Y以下のグリーン周りは、シャフトに触れるくらい短く持てばアプローチの精度も上がります」

SWの距離調整に必要な3つのポイント

Point1 SWの極小ショットなら40Yくらいが基準

「一般的にアマチュアのSWでのフルショットは60Yくらいです。そこからスタンスを狭く&グリップを短く持つと20Yくらい距離が落とせます。トップの位置がこれだけ変わりますからね」

SWのフルショット=60Y

画像4: 100Y以下のミスショットが激減! 距離の調整は「極小ショット」から足していこう!

SWの極小ショット=40Y

画像5: 100Y以下のミスショットが激減! 距離の調整は「極小ショット」から足していこう!

Point2 小さいショットほどボールの近くに立つ

「SWはクラブ自体が短いです。グリップを短く持つ場合、怖がらず大胆にボールに近づきます。スタンスはオープンではなく、スクエアでいいです」

画像: ボールに近づいて構えよう

ボールに近づいて構えよう

Point3 ヘッドが軽く感じるのでトップに注意

「グリップを短く持つと、バランスが変化してヘッドは軽くなります。短く持てば持つほどヘッドが落ちていかないのでトップが出やすいです。前傾キープ、胸は下に向けておく、お腹に力を入れるなどトップが出にくい意識付けが大切になります」

画像: トップが出にくい心がけを!

トップが出にくい心がけを!

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