日本のゴルフ界を牽引し続けた「ジャンボ」が、天国へと旅立った。 12月24日、尾崎将司の長男・智春氏より、プロゴルファーの尾崎将司が12月23日午後3時21分、S状結腸がんのため永眠したことが発表された。享年78。晩年のジャンボ尾崎ゴルフアカデミーで腕を磨き、師の教えを胸に世界へ羽ばたいた西郷真央。彼女はすでにジャンボ邸を訪れ、恩師と“最期の対面”を果たしていたことを明かした。偉大な背中から受け取った数えきれない学び、そして厳しさの中にあった温かさ。あふれる感謝の想いを綴った。

25年はメジャーのシェブロン選手権で優勝した西郷真央(写真は25年ホンダLPGAタイランド、撮影/姉崎正)
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西郷真央コメント
この度の訃報に接し、心より哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆さまに深くお悔やみ申し上げます。
ジャンボさんが日本のゴルフ界にもたらされた功績は計り知れず、その存在の大きさと歩みは、今もなお多くの人々の心に深く刻まれています。
私自身も、これまで多くの学びとお力添えをいただき、心から感謝しております。
ジャンボさんのご自宅へ弔問に伺い、直接お別れをさせていただきました。
改めて、その偉大さと温かさに思いを巡らせながら、深い感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
ここに生前のご功績を偲び、安らかなご永眠を心よりお祈り申し上げます。
【尾崎将司 プロフィール】
1947年徳島県生まれ。プロ野球・西鉄ライオンズ(現西武)を経て、1970年にプロゴルファーへ転向。豪快なドライバーショットを武器に「AON時代」を築き、日本ゴルフツアー通算94勝、国内通算113勝は歴代1位。世界ランキング最高位は5位。2010年世界ゴルフ殿堂入り。

