
クマ保険スタート
クマの冬眠時期になってもクマ出没情報は頻出しているが、25年のゴルフ場での騒動を振り返ってみよう。
衝撃が大きかったのは5月の「ツインフィールズレディース(石川県・GCツインフィールズ)」や7月の「明治安田レディス(宮城県・仙台クラシックGC)」などトーナメント会場にクマが出没したこと。大会日程の短縮や無観客試合といった措置が取られた。その他、北海道では、滝のCC、羊ヶ丘CC、山形県・大森山公園グラウンド・G、福島県・福島GC、群馬県・富岡Cなど出没情報が引きも切らなかった。それにより営業短縮やクローズをして、安全確保の時間を取らざるを得ない状況が続いた。
そんな状況のなか、東京海上日動火災保険㈱は25年12月より、観光・レジャー施設に向けて「クマ侵入時施設閉鎖対応保険」の提供を開始すると発表した。保険の対象となる観光・レジャー施設事業者にはゴルフ場も含まれている。
補償金額は最大1000万円となっており、保険料は事業者の規模や所在地により異なるが、年間10~50万円を想定しているという。その保険の概要だが、「クマ(ヒグマ、ツキノワグマ)が施設の敷地内に侵入し、施設の運営事業者がその侵入を認識して施設を閉鎖した場合に、運営事業者の営業利益の損失およびクマ対策費用を補償する」というものだ。
一方、三井住友海上保険㈱はAI搭載防犯カメラを活用し、クマを検知してスマートフォンに通知するサービスをすでに始めている。従来のカメラでは難しかった雨や木の葉による誤検知を減らし、必要な情報のみを通知するという。つまりAIがクマと判別し、早期発見と避難が可能になるというわけだ。
費用は6万9700~9万1000円のカメラ(※機種による)と月額1980~2980円のサービス料が必要。東武動物公園で実証実験を行ったところ、高い確率で検知できたという。26年もクマ出没が増えることがあっても減ることはないだろう。
クマ対策、命に関わるだけにおさおさ怠りなく……。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年1月27日号「バック9」より



