46インチに迫る長さと、460ccのヘッド体積。現在のドライバーは、R&Aが定めたルール限界付近で設計されていることがほとんどだ。どちらも飛距離のアドバンテージを得るための設計だが、近年、これらとは真逆のコンセプトである「ミニドライバー」が再び脚光を浴びている。 海外メーカーが市場を席巻するなか、本間ゴルフが最新の「TW777シリーズ」に同様のコンセプトを投入した。今回はクラブ設計家の松尾好員氏と共に、他社の最新モデルと比較しながら「TW777 360Ti」の性能を分析する。
画像: 【試打クラブスペック】●ロフト角/11.5度 ●ライ角/57.5度 ●ヘッド体積/360cc ●価格(税込)/8万5800円※すべてメーカー公表値

【試打クラブスペック】●ロフト角/11.5度 ●ライ角/57.5度 ●ヘッド体積/360cc ●価格(税込)/8万5800円※すべてメーカー公表値

従来のミニドラの中ではヘッドが大きい

GD 今回は本間ゴルフ「TW777 360Tiドライバー」を紹介します。今シリーズはドライバー2本にミニドライバー1本という、非常に珍しいラインナップになりました。

松尾 そうですね。前シリーズの「TW767」ではコアモデル、ミスに強い「MAX」、操作性の「LS」という顔ぶれでしたね。

GD ミニドライバーは通常ラインナップとは別に登場することが普通でした。近年だとテーラーメイド、キャロウェイ、タイトリストがミニドラ界隈を賑わせており、この連載でも分析しましたね。

松尾 はい。基本設計の傾向としては、クラブ長さが43インチ台でスプーンに近いです。ヘッド体積は従来のドライバーが460ccに対して、一回り小さい設定でコンパクトなサイズ感になっています。

画像: 海外メーカーがしのぎを削っているミニドラ市場に本間ゴルフが加わった

海外メーカーがしのぎを削っているミニドラ市場に本間ゴルフが加わった

GD 昨年の代表的なモデルを挙げるとテーラーメイド「r7クアッドミニ」、キャロウェイ「エリートミニ」、タイトリスト「GT280ミニ」の3種。ここに「360Ti」を並べた時に違いはあるのでしょうか?

松尾 私が実測したヘッド体積で比較すると「r7」:310cc、「エリートミニ」:342cc、「GT280」:278cc。「360Ti」は355ccと1番大きい設定になっています。ここから判断できるのはティーショット用として、考えるのがいいでしょう。

画像: 従来のミニドラの中ではヘッドが大きい

GD 松尾さんはフェアウェイが狭いシチュエーションやハザードを避けるといったような、確実に運びたい時に使うことをおすすめされていますよね?

松尾 はい。長さが短いので振りやすく、当てやすいです。一方で通常のドライバーよりは飛距離が落ちるので、これらを踏まえて安全策を取りたい方にいいと思います。

GD ミニドライバーをメインとしてセッティングすることも選択肢として考えられるのでしょうか?

松尾 ボールのつかまりや振りやすさはありますが、一方で“あえて飛ばない物を使う”という捉え方もできます。また1本、何かを抜いて代わりにミニドライバーを入れることになるので、狭いコースを回ることが多い、活躍する場面が多いといった条件次第かと思います。

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