46インチに迫る長さと、460ccのヘッド体積。現在のドライバーは、R&Aが定めたルール限界付近で設計されていることがほとんどだ。どちらも飛距離のアドバンテージを得るための設計だが、近年、これらとは真逆のコンセプトである「ミニドライバー」が再び脚光を浴びている。 海外メーカーが市場を席巻するなか、本間ゴルフが最新の「TW777シリーズ」に同様のコンセプトを投入した。今回はクラブ設計家の松尾好員氏と共に、他社の最新モデルと比較しながら「TW777 360Ti」の性能を分析する。

3ポジションのウェイト位置で弾道をカスタマイズできる

ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが11.5度、シャフトは「VIZARD BLUE60」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。

フェース角がスクエア設定で素直に構えやすい

クラブ重量が328.4グラムと非常に重いですが、クラブ長さが43.0インチとスプーン並に短い設定です。その結果、クラブの振りやすさの目安となる、クラブ全体の慣性モーメントが288万g・㎠に抑えられ、計測数値のみで推察するとドライバーのヘッドスピードが44m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。

ヘッドは全体的に丸型のオーソドックスな形状。加えて時計の文字盤でいうところの1時〜2時方向に張り出し感があります。

丸みがあり後方が時計の1~2時方向にストレッチしている

実際に試打したところ、アドレスではスクエアフェースで素直に構えやすく、ヘッド体積が355ccと23年前のドライバーを彷彿とさせます。またドライバーとしてはシャローで小ぶりなことから、通常のドライバーよりも低いティーアップで丁度良いです。また試打シャフトはしっかりとした頼もしさがあり、インパクトの再現性が高かったです。

通常のドライバーよりもヘッドが小ぶりで、フェースがシャローなことから低めのティーアップで丁度いい

標準のウェイト配置でフェース面上の重心が、少しトウ寄りに設定されているフェードバイアスヘッドです。ヘッドの外観から伝わるイメージ通りに、ボールをつかまえ過ぎない軽いフェード系の弾道が打ちやすい感じです。

標準のウェイト配置でトウ寄りのフェードバイアスになっている

ドライバーとしては小さくシャローなヘッドで、リアルロフト角設定が表示ロフトよりも大きいので、総じてボールが上がりやすくなっています。一方で通常のフェアウェイウッドよりもディープフェース(フェースが分厚い)で、重心が高い特徴があるため地面からでは芯に当たりにくく、ティーショット用と見るのがいいと思います。

通常のドライバーではOBしやすい狭いホールやドッグレッグで、飛距離を抑えて確実に運ぶためのセカンドドライバーとして性能を発揮するでしょう。

※週刊ゴルフダイジェスト 1月27日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より

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