3ポジションのウェイト位置で弾道をカスタマイズできる
ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが11.5度、シャフトは「VIZARD BLUE60」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。
フェース角がスクエア設定で素直に構えやすい
クラブ重量が328.4グラムと非常に重いですが、クラブ長さが43.0インチとスプーン並に短い設定です。その結果、クラブの振りやすさの目安となる、クラブ全体の慣性モーメントが288万g・㎠に抑えられ、計測数値のみで推察するとドライバーのヘッドスピードが44m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。
ヘッドは全体的に丸型のオーソドックスな形状。加えて時計の文字盤でいうところの1時〜2時方向に張り出し感があります。
丸みがあり後方が時計の1~2時方向にストレッチしている
実際に試打したところ、アドレスではスクエアフェースで素直に構えやすく、ヘッド体積が355ccと23年前のドライバーを彷彿とさせます。またドライバーとしてはシャローで小ぶりなことから、通常のドライバーよりも低いティーアップで丁度良いです。また試打シャフトはしっかりとした頼もしさがあり、インパクトの再現性が高かったです。
通常のドライバーよりもヘッドが小ぶりで、フェースがシャローなことから低めのティーアップで丁度いい
標準のウェイト配置でフェース面上の重心が、少しトウ寄りに設定されているフェードバイアスヘッドです。ヘッドの外観から伝わるイメージ通りに、ボールをつかまえ過ぎない軽いフェード系の弾道が打ちやすい感じです。
標準のウェイト配置でトウ寄りのフェードバイアスになっている
ドライバーとしては小さくシャローなヘッドで、リアルロフト角設定が表示ロフトよりも大きいので、総じてボールが上がりやすくなっています。一方で通常のフェアウェイウッドよりもディープフェース(フェースが分厚い)で、重心が高い特徴があるため地面からでは芯に当たりにくく、ティーショット用と見るのがいいと思います。
通常のドライバーではOBしやすい狭いホールやドッグレッグで、飛距離を抑えて確実に運ぶためのセカンドドライバーとして性能を発揮するでしょう。
※週刊ゴルフダイジェスト 1月27日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より









