“クラブ・オブ・ザ・イヤー2025”に輝いたタイトリスト「Tシリーズ」に、初めて軽量モデルがラインナップされました。クラブ全体の軽量化とロフト角35度というシリーズ中最も大きな設定にすることで、従来のアイアンではボールが上がらないゴルファーに向けて設計されています。クラブ設計家の松尾好員氏と共に「T250✶(ロンチスペック)」アイアンを分析してみた。
※基準ヘッドは7番です。
画像: 【試打クラブスペック】7I ●ロフト角/35.0度 ●ライ角/63.0度 ●価格(税込)/17万8200円(#5〜PW)※すべてメーカー公表値

【試打クラブスペック】7I ●ロフト角/35.0度 ●ライ角/63.0度 ●価格(税込)/17万8200円(#5〜PW)※すべてメーカー公表値

アイアンらしく高さで止められる

GD 今回はタイトリスト「T250✶(ロンチスペック)」を分析していただきます。PGAツアーを席巻している“Tシリーズ”に新たに軽量モデルがラインナップされました。この連載では兄弟モデルの「T100」、「T250」を分析していますね。

松尾 そうですね。「T100」は小ぶりなヘッドで操作性に長けており、バウンス角がしっかり付いていることで、ダウンブローと相性が良いモデルでした。
 
「T250」は「T100」と同様に操作性を兼ね備えてはいるものの、少しヘッドサイズが大きくソール幅も広いのが特徴でした。一方でバウンス角が小さく、払い打ちと相性が良いアイアンでした。

画像: 左から「T100」、「T250」

左から「T100」、「T250」

GD 「T250✶」は「T250」の基本設計をベースに、クラブ全体を軽量化し、ロフト角が35.0度と大きくされています。弾道が低いことで悩んでいるゴルファーに向けたコンセプトになっています。

松尾 はい。それぞれの実測値を見ても、ベースとなっている「T250」のヘッド重量が267.4グラム、「T250✶」は262.4グラムと5グラム軽量化されています。リアルロフト角も「T250」の30.9度に対して、「T250✶」は35.0度と確かに大きな設定になっています。

画像: 「T250✶」はリアルロフトが大きい

「T250✶」はリアルロフトが大きい

GD 他社の軽量モデルは30度前後が多く、ここまで大きいのは珍しいですよね。クラブの軽量化だけでも振りやすくなり、ボールの上がりやすさを助ける要素として満たしているように感じますが、大きなロフト設定にはどんな意図が考えられますか?

松尾 ボールが上がり適切なスピンが入ることが、ボール作りを通してスコアメイクには重要な要素だと分かっているからだと思います。
 
クラブを軽量化してもロフト角が30度前後だと、ヘッドスピードが遅いシニアですとフェアウェイのあるがまま、もしくは冬から春先のような芝が薄い季節では、ボールが上がらない場面を見てきています。
 
またストロングロフトになっている分、飛距離は出ますが、弾道が低くなりスピンが減るので、グリーンに届いたとしても、突き抜けて止めることが難しくなります。

GD なるほど。スコアメイクで必要な、グリーン上で止められることを、重視したというわけですね。

松尾 はい。この大ロフトの発想はボールメーカーならではだと思います。実際に「T250✶」をコースで試打しましたが、振りやすさだけでなく、ボールが上がりやすかったです。この設定なら非力なシニアゴルファーまでカバーできるアイアンだと思います。


This article is a sponsored article by
''.