地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房がオススメするカスタムクラブを週イチで紹介! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。

連載92回目は、本試打企画11回目に掲載されている「ドットラインゴルフ」の寺本竜朗店長がオススメするカスタムクラブをご紹介。今回はWaoww『BANG フェアウェイウッド』とアーチ『セレスト』シャフトがオススメとのこと。

寺本さんが特徴を語る

「今回はドライバーのヘッドスピードが42m/sをターゲットにしてクラブを組みました。クラブは、前回ドライバーでもオススメさせていただいたWaoww『BANG』シリーズの5番ウッドです。見た目はかなり小ぶりで難しく感じる方も多いかもしれませんが、適切な重量配置によって寛容性の高いヘッドです。フルチタンでできたこのヘッドは、チタンらしい乾いた響きが特徴的で、打感も弾き過ぎない絶妙な味付けになっています。このヘッドは飛距離性能に特化しており、高初速&高打ち出し、そして低スピンという『飛びの3要素』が相まって圧倒的な飛距離を感じていただけると思います。そしてスリーブは8種類のライ&ロフトの組み合わせが調整できるため、より自分好みにできますのでカスタム性も備わっています。ドライバーも同じようにすごく飛ぶと評判で、1、3、5番の番手間の飛距離の階段、そして振り心地を揃えるためにセットで持っている方もいらっしゃいます」

画像: Waoww『BANG フェアウェイウッド』とアーチ『セレスト』シャフト

Waoww『BANG フェアウェイウッド』とアーチ『セレスト』シャフト

「シャフトはアーチシャフト『セレスト』の50gです。万人受けしやすい中調子で、軽量で振り抜きやすく、ヘッドのポテンシャルを最大限に引き出してくれます。振り抜きやすさは実際に芝から打った場合にも感じやすく、シャフトが適度にしなり、インパクトまで緩まずに振れる点や、ヘッドの小ささからラフでも引っ掛かりが少なく、スムーズに振り抜けると思います。特に飛ばなくなってきたシニア層はもちろん、もっと楽にフェアウェイウッドを打ちたいという方にオススメできるクラブです。セレストのシャフトは最大60g弱まで細かく分類されておりますので、フィッティングなどで自身が一番振りやすい重量帯を見つけることで、より安定して飛ばせるクラブが仕上がると思います」

堀越プロに印象を聞いた

「今回は『Waoww』のフェアウェイウッド(5番)を試打します。余談ですが、以前『Waoww』のドライバーを試打した際には、ややディープで低スピン性能が強く、非常に飛ばせるクラブだったという記憶があります。今回の5番ウッドは、ヘッドがかなり小さめで、構えてみると一見難しそうな印象を受けます。また、ソール面にある可変ウェイトがフェース近くに設定されている点に注目です。これは重心深度をあえて浅くすることで、初速を上げる意図が明確に感じられる設計です。スリーブポジションがスタンダードでロフト角18度とのこと。しっかりとした打ち出し角さえ確保できれば、かなりの飛距離が期待できる一本といえそうです。シャフトはアーチ社製『セレスト』というドライバー用シャフトの50g相当のシャフトを用意していただきました。素振りした印象では中調子のような、クセのない挙動で、軽めのシャフトで振り抜きやすくなっています。若干クラブの全長が長い気もするのですが、打ち出し角を確保するためなのでしょうか。それでは実際に計測してみたいと思います」

画像: 試打者/ほりこし・よしかず。試打経験から裏打ちされた豊富な知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属

試打者/ほりこし・よしかず。試打経験から裏打ちされた豊富な知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属

実際に試打を開始!

「やはり初速は結構出ていますね。平均値で57m/sを記録しており、まさに『飛ばせるフェアウェイウッド』といえるでしょう。スピン量と打ち出し角がやや足りない印象もありますが、シャフトがわずかに長いおかげで、低すぎない適正な弾道で飛ばせています。このヘッドは可変スリーブを採用しているため、ロフトを最大2度まで寝かせることが可能です。もう1度ほど寝かせて設定すれば、よりグリーンに止まりやすい球が打ちやすくなるはずです。フルチタン製らしい硬質な打感でやや弾き感はありますが、丸みを帯びたソールが抜けを格段に良くしており、総合的に非常に良い感触です。浅重心のヘッドに対し、長めで軽めのシャフトを組み合わせるあたりに、店主がヘッドの個性を熟知していることが伺えます。改めて、信頼できる工房だと実感しました」

※ドライバー換算HS42m/sの試打データ
●キャリー/197.6Y
●総飛距離/210.2Y
●初速/57.3m/s
●打ち出し角/14.8度
●スピン量/2958rpm
●落下角/39.5度

総評

画像: Waoww『BANG フェアウェイウッド』とアーチ『セレスト』シャフトの組み合わせ

Waoww『BANG フェアウェイウッド』とアーチ『セレスト』シャフトの組み合わせ

「今回のWaoww『BANG フェアウェイウッド』とアーチ『セレスト』シャフトの組み合わせは、低スピンの強弾道が打てるヘッドに、長めで軽量のシャフトを合わせることで、振り抜きやすさと球の上がりやすさを両立させた非常に考え抜かれたクラブでした。ヘッドがコンパクトなため、初心者の方は少し難しく感じるかもしれませんが、中・上級者にとっては操作性の高い扱いやすい形状といえます。昨今は大型ヘッドが主流ですが、135ccという小ぶりなサイズ感は、ベテランゴルファーにとっても構えやすく、ボールへ正確にコンタクトするイメージが湧きやすいはずです。コンパクトなヘッドを好む方はもちろん、現在の5番ウッドよりもさらなる飛距離を求めている方に、ぜひオススメしたい一本です」

THANKS/クレアゴルフフィールド

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