綱引きグリップとは?
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ここ数年、パッティングに悩んでおりまして、特にショートパットが入らなくて困っているんです。どうもヘッドの挙動が安定しなくて、打ち出し方向が狂っちゃうんですよね。週刊ゴルフダイジェスト2月10日号に”「綱引きグリップ」ならストロークはブレない!”という記事がありました。綱引きグリップって一体どういうことなんでしょうか?

週刊ゴルフダイジェスト2026年2月10日号で特集されていたパターの持ち方「綱引きグリップ」を実践!
この記事で解説をしてくれている伊丹大介プロによると、アマチュアはパットの時にグリッププレッシャーが弱いとのこと。そうなると手首の角度が維持できず、ストロークがブレやすくなり、ヘッドの動きも安定しないのだとか。なのでパットの時のグリップはしっかりと持つのがいいそうです。
その上で持ち方にちょっとコツがあって、グリップは握るのではなく、持つというのが正解だそうです。そこで伊丹プロがすすめるのが「綱引きグリップ」。これは左手は左サイドへ引っ張り、右手は右サイドに引っ張りながら持つというもの。引く意識だとグリップを下から持てますが、逆に握る意識だとグリップを上から押すように握ってしまうんですね。つまり持つ=引く、握る=押すという違いが生まれるということです。

グリップを下から持ち、左右の手を引っ張り合うようにする
綱引きグリップでグリップを下から支えるように持ち、左右の手を引っ張り合うようにすると、手首の角度、ひじ、鎖骨、肩甲骨がロックされます。ここで生まれるのが手元、ひじ、肩が作る五角形。この時、引く動作によって胸が開くため、胸椎を自由に動かせます。逆に押すように握ってしまうと胸が閉じてしまい胸椎が動かせなくなります。胸椎が動くとスムーズなストロークがしやすくなるということなんです。なので、強いグリッププレッシャーでも胸を回せるというのが綱引きグリップの特徴ということです。

(左)綱引きグリップだと手元、ひじ、肩が作る五角形ができ、胸椎が開くのでスムーズなストロークがしやすくなる。(右)上から押さえるようにグリップすると胸が閉じて胸椎が動かせなくなる
しかも左右の手で引っ張り合うことで重心が安定すると伊丹プロは言っています。軸がブレなくなりミスヒットが激減するということです。また体幹でストロークできるようになることで距離感も合いやすくなるのだとか。綱引きグリップ、いいことだらけじゃないっすか。
綱引きグリップを実際にコースでやるとどんな効果があるのか? 伊丹プロは緩みがなくなると言っています。パットでは手首を一切使わないことが重要なのですが、アマチュアは手首の角度が変わることでヘッドがビュンっと走ってしまいがち。そうなるとパンチが入ってしまい大オーバーしたり、パンチを怖がってインパクトで緩んでしまったりするんですね。綱引きグリップはひじが張るために手首の角度を固定しやすくなるので、そういうミスが出にくくなるということなんです。

上から押さえてグリップすると手首を使いやすくなってしまい、緩んだりパンチが入ったりしやすくなる
また、綱引きグリップは手首、ひじ、肩がロックされるために、腕の五角形でストロークできるようになり、ヘッドスピードが遅くなります。そのことで思った以上にボールが転がらなくなるので、しっかりと打てるようになるんですね。緩んだりパンチが入ったりすることがなくなり距離感も出しやすくなるんです。
実際にやってみると……
早速ラウンドしながら綱引きグリップを試しましたが、これが予想以上に好感触でした。グリップを下から持つようにして、左右に引っ張りながらストロークしたのですが、思ったよりも違和感なし。
そしてテークバックの始動も切り返しからインパクト、フォローまでの動きがとてもスムーズになりました。特に僕は今までテークバックでヘッドがブレることが多かったのですが、このブレがほとんどなくなりました。スムーズにスッと上がるんです。これには驚きましたね。
ストローク中もヘッドの軌道がブレることがなく動いてくれるので、インパクトも安定しました。インパクトが安定するということは距離感も出るし、何より方向性が安定します。しっかり打てることもあって短いパットの不安がかなりなくなりました。

綱引きグリップでストロークするとヘッドがスムーズに動き、挙動が安定するので、方向性が良くなりました
長い距離のパットは最初こそ少し合わなかったりしましたが、何ホールかやっているうちにだんだん合ってきました。やはり思ったよりも少し転がらないので、最初は特に上りのロングパットはショートしがちでしたね。ただ、転がらないぶん、下りの速いラインでは打ちやすかったです。
今回「綱引きグリップ」をコースで試してみましたが、個人的にはかなり良かったので、これからも続けてみようと思いました。とにかくテークバックの時にスッとヘッドが動き、ブレることがなかったというのが本当に良かったです。ストロークも安定するのでミスヒットがかなり少なくなった気がします。
僕のようにストローク中にヘッドがブレる人や、方向性に悩んでいる人は一度「綱引きグリップ」を試してみるとかなり良くなる可能性もありますよ~。


