国内女子ツアーから挑戦者が続出している米国女子ツアー、LPGA。すでに日本人のメジャーチャンピオンも誕生しているが、ツアーの裏話、選手たちの知られざる一面をレックス倉本がお届け!
画像: ネリー・コルダも下した韓国人気No.1の「突撃隊長」が米女子ツアーへ! 新人王候補、ファン・ユーミンの正体

レックス倉本

名古屋GC所属。
高校卒業後、米国にゴルフ留学して、
世界中のツアーを転戦。
解説者に転身後は
現地から情報を発信。
現在はWOWOWやBS10で
LPGAやPGAツアーの解説を担当

今季の新人王最有力候補、ファン・ユーミン

韓国出身の22歳のルーキー、ファン・ユーミン。昨年、自身のスポンサーであるロッテの推薦を得て、ハワイで行われたロッテ選手権に出場すると、勝みなみやネリー・コルダらを大逆転で下して優勝しました。試合後にLPGAメンバー登録をすることもできましたが、あえて即時登録はせず、今年からのメンバー入りを選択。それだけに、今季の新人王に一番近い選手と言えるでしょう。

小学生のとき、父の練習についていったことがゴルフを始めるきっかけで、すぐにプロになれると直感したそうです。2019年、16歳のときにKLPGAの試合で19位に入り注目を集めます。21年韓国女子オープンで4位、22年ロッテ選手権で9位に入り、韓国ツアーのQTも通過して、翌年から本格的にプロ活動を開始。23年の韓国ツアーでの新人王争いはキム・ミンビョルに次いで2位だったものの初優勝も飾り、韓国ツアーでは一躍スター選手の仲間入りを果たしました。持ち前の飛距離に、攻撃的なプレースタイルから「突撃隊長」というニックネームを付けられるまでの人気選手になり、24年、25年とファン投票では堂々の1位となる存在です。

24シーズンからLPGAツアー参戦を考えていたそうですが、それは断念。昨年末のQTを受験するつもりでいたものの、10月のロッテ選手権で優勝して、その必要はなくなりました。その勝ち方が凄まじく、「67」「62」でロケットスタートを切り首位に立つと、3日目に失速しますが、最終日に残り6ホールで5バーディを奪い大逆転。まさに「突撃隊長」ぶりを発揮しての初優勝。鮮烈なデビューを飾りました。

26シーズン初戦は悪天候で54ホールに短縮されましたが5位タイと上々のスタート。飛距離と攻撃的なプレースタイル、それに去年のロッテ選手権で見せた勝負強さ。本当に楽しみな選手です。

ちなみに好きな選手はザンダー・シャウフェレ。小柄ながらキレのあるスウィングと飛距離に憧れているそうです。シャウフェレはPGAツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーにも輝き、今ではメジャーチャンピオン。新人賞は彼女にとっては付属的な目標なのかもしれません。

画像: 日本からLPGAツアーに参戦している竹田麗央、櫻井心那らと同じ2003年生まれ。163センチと大柄ではないが、攻めの姿勢が彼女の代名詞で、「突撃隊長」のニックネームが付けられている

日本からLPGAツアーに参戦している竹田麗央、櫻井心那らと同じ2003年生まれ。163センチと大柄ではないが、攻めの姿勢が彼女の代名詞で、「突撃隊長」のニックネームが付けられている

PHOTO/Getty Images
※週刊ゴルフダイジェスト2026年2月24日号より

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