マイケル・ブレナンは、痛い授業料を払ったかもしれないが、代わりにゴルフの尊厳を守るという名誉を獲得した。先のファーマーズインシュランスオープンで、ブレナンはローカルルールG-11で禁止されているヤーデージブックの書き込みをしていたという理由で失格処分を受けた。
画像: PGAツアー・アメリカズで3勝を飾りPGAツアーへ今季から参戦した23歳(PHORO/Getty Images)

PGAツアー・アメリカズで3勝を飾りPGAツアーへ今季から参戦した23歳(PHORO/Getty Images)

彼自身のインスタグラムの説明によると「週の初めから、私のコース攻略の精度を高めるために、初めて回るコースでは事前にデータアナリストのアドバイスを受けている。彼はラウンドの前の晩にグリーン上のホールロケーションを送ってくれた。私はそのグリーンマップを見ながら、アプローチショットに役立てるために、ヤーデージブックにいくつかの矢印を書いた。そしてラウンドが終わった後にグリーンマップの詳細な説明を求めると、彼はそれをヤーデージブックに写すことはできないと話してくれた。それで私はルールオフィシャルのところに行って、自分のミスを報告し失格となってしまった」と言う。

ブレナンとしてはアプローチショットのための矢印であって、グリーンを読むためのものではないという見解だが、その旨をオフィシャルに自ら申告して失格となった。

このインスタグラムの投稿に対しSNSではルール違反を行った非難はなく「報告したのは名誉なこと。尊重する」「素晴らしい性格と誠実さだ」「これぞプロフェッショナル!」など励ましや称賛のコメントが多数送られた。

ブレナンは昨年10月のバンク・オブ・ユタ選手権にスポンサー招待で参戦して優勝。大型新人として話題を集めた23歳だ。優勝したことでPGAツアーの2年間のシードを獲得しているが、新人だけに初めてプレーするコースが多いのが現実。故に少しでもコースのデータを手にしたかったのだろう。

この試合、ブルックス・ケプカのPGAツアー復帰の1戦目ということで予選ラウンドから注目度は高かった。結局予選ラウンドで話題をさらったのは、ケプカではなくブレナンの誠実さだったかもしれない。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年2月24日号「バック9」より


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