
解説/勝亦悠斗
かつまたゆうと・1994年生まれ。静岡県出身。大学は明治大学に進み2016年にツアープレーヤー転向。2025年はACNツアーの『ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山』で優勝。レギュラーツアーでも持ち味の曲がらないショット力を武器にフェアウェイキープ率1位に輝いた。コヤマ・ミライエ所属
ブレることなくやり切れば曲がらない
GD FWキープ率1位おめでとうございます。ツアーで一番曲がらない勝亦プロがティーショットで曲がらないために大事にしていることをお伺いしたいのですが。
勝亦 正直言うと飛ばす要素を一切排除しています。ツアーで戦ううえで飛距離を伸ばそうと試みたこともありますが、自分の長所である曲がらないことを武器にしたほうが戦えると感じたからです。ただ、結果的に常に芯でヒットできるので平均的な飛距離は結構出るんです。
GD 芯で打てるから曲がらず飛ばせるということなんですね。
勝亦 そうです。そのために僕は3つのことを排除するように心がけています。1つ目がフェースの動き。2つ目が大きな左右の体重移動。そして最後は地面を蹴って体の回転力をアップさせる動きです。これらはヘッドを極端に走らせる動きを入れないと言うことにつながってきます。
GD ただアマチュアの心理としては振って飛ばしたくなるものですが……。
勝亦 気持ちは分かりますが、この3つをなくしてもらえれば芯に当たるから、速く振ろうとしなくても飛距離が出せるので安心してください。あと僕は持ち球がドローなんですが、絶対に逆球のスライス系が出ないようにしています。フェアウェイのやや右サイドを狙ったボールが、右に出てフェアウェイ右サイドをキープするよりも、ドローがかかり過ぎて左のラフに入るほうがいいと考えています。逆球が1発出るとスウィングに迷いと不安が生じますからね。もしスライス系が持ち球の人なら、僕と逆のことをやってもらえればいいと思います。

芯で打てるから意外と飛びます!
曲がらず飛ばす3つの約束
約束①
フェースを開閉させない
厳密に言えば体が回転する以上フェースは開閉するものだが、それ以上の開閉を手首の返しなどで入れることはしない。フェース面の向きを安定させることで方向性が上がる。
約束②
体重移動は両足の内側で行う
飛ばすためには左右の体重移動は効果的だが、インパクトでのズレが生まれる可能性がある。曲がらないようにするためにその動きを省き、確実にミート率を上げる。
約束③
インパクトで肩など体を閉じる
切り返しからインパクトにかけて左足で地面を強く踏む地面反力を使うことで体の回転力は上がるが、この動きも排除。逆に体の正面でインパクトしてボールをつかまえて飛ばすようにする。
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飛ばすために「飛ばそうとする動きを排除する」という勝亦プロの逆転の発想 。フェースの開閉、過度な体重移動、回転しないという「3つの約束」 を守り、常に芯で捉えることこそが、最強の飛距離アップ術だ。この鉄則を胸に、次からはより具体的なドリルや実践への応用へと進む。フェアウェイを外さない「新・曲がらない男」のレッスン【実践編】は後編でご紹介。
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PHOTO/Hiroaki Arihara
THANKS/東名カントリークラブ



