PGAツアーのフロリダシリーズ初戦コグニザントクラシックでニコ・エチャバリアが24年のZOZOチャンピオンシップ以来となるツアー通算3勝目を挙げた。トップタイからスタートし優勝の最有力候補と目されていたシェーン・ローリーは中盤5ホールで5つスコアを伸ばし勝利を掴んだかに見えた。ところが終盤の難所ベアーズトラップでまさかの池ポチャ2発。連続ダブルボギーを叩き、22年に続き、またしても勝利の女神に見放された。

22年のローリーは最終ホールでバーディを奪えばセップ・ストラカとのプレーオフに進出できるはずだった。しかし18番のティーインググラウンドに立ったところで一転、俄かに嵐が到来。突風と激しい雨のなかバーディを奪う術もなく、1打差で惜敗を喫したのだった。

そして今回またしても悲劇が彼に降りかかる。9番のチップインバーディで波に乗り、続く10番でイーグルを奪うと面白いようにパットが決まり、12番、13番で連続バーディ。

だが16番で魔が刺した。ティーショットが曲がり右の池に落として痛恨のダブルボギー。すると17番パー3でもティーショットを右に曲げて池。15番まであれだけ安定していたプレーが見る影もなく連続ダブルボギーで1打差の2位タイに甘んじた。

24年にはローリー・マキロイとのペアでチューリッヒクラシック(チーム戦)優勝を果たしているが、個人戦では19年の全英オープン以来勝利がない。そんな彼にとって今回の敗戦のダメージは計り知れない。

トロフィーを掲げたのは1打差の3位タイから出たエチャバリア。好調なパットで6バーディを奪い「ラッキーでした! ショットはベストではなかったけれどなんとか持ち堪えた。ここ(PGAツアー)で勝つにはスコッティ・シェフラーみたいに毎回完璧なゴルフをしない限り運が必要です。この結果にすごく満足しています」。

画像: コグニザントクラシックを制したニコ・エチャバリア(写真/Getty Images)

コグニザントクラシックを制したニコ・エチャバリア(写真/Getty Images)

1つ後ろ(最終組)の組で3打リードしていたローリーが連続ダブルボギーを叩いた場面では「状況はわかっていた」そうで、最終ホールは「スマートなプレーをしてすんなりパーで終える」と決め、その通りのゴルフで72ホール目を締めくくった。

これでツアー3勝目だが過去2勝はいずれも海外(プエルトリコと日本)。初めてアメリカ国内で勝ったうえ、大会中に妻クラウディアさんと会場に程近いパームビーチガーデンズで新居の購入を済ませたばかり。目まぐるしい1週間だったが「月曜日には“今週は優勝できる”という予感があって、妻にもそれを伝えました」。

その予感が的中し、うれしい勝利を手中に収めた彼は「犬を飼う予定です。3勝したら犬を飼うと約束したんです。本当にうれしい!」と声を弾ませた。

日本勢は唯一決勝ラウンド進出を決めた金谷拓実が6番でダブルボギーを叩きながら1アンダー70にスコアをまとめ、通算8アンダーで17位タイに入った。

またLIVからPGAツアー復帰3戦目を戦ったブルックス・ケプカが6アンダー65の好スコアで前日から23ランクアップの9位タイ。復帰後初のトップ10入りを果たした。

【動画】コグニザントクラシック最終日のハイライトをチェック【PGAツアー公式YouTube】

画像: PGA TOUR Highlights | Round 4 | The Cognizant Classic | 2026 www.youtube.com

PGA TOUR Highlights | Round 4 | The Cognizant Classic | 2026

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