22年のローリーは最終ホールでバーディを奪えばセップ・ストラカとのプレーオフに進出できるはずだった。しかし18番のティーインググラウンドに立ったところで一転、俄かに嵐が到来。突風と激しい雨のなかバーディを奪う術もなく、1打差で惜敗を喫したのだった。
そして今回またしても悲劇が彼に降りかかる。9番のチップインバーディで波に乗り、続く10番でイーグルを奪うと面白いようにパットが決まり、12番、13番で連続バーディ。
だが16番で魔が刺した。ティーショットが曲がり右の池に落として痛恨のダブルボギー。すると17番パー3でもティーショットを右に曲げて池。15番まであれだけ安定していたプレーが見る影もなく連続ダブルボギーで1打差の2位タイに甘んじた。
24年にはローリー・マキロイとのペアでチューリッヒクラシック(チーム戦)優勝を果たしているが、個人戦では19年の全英オープン以来勝利がない。そんな彼にとって今回の敗戦のダメージは計り知れない。
トロフィーを掲げたのは1打差の3位タイから出たエチャバリア。好調なパットで6バーディを奪い「ラッキーでした! ショットはベストではなかったけれどなんとか持ち堪えた。ここ(PGAツアー)で勝つにはスコッティ・シェフラーみたいに毎回完璧なゴルフをしない限り運が必要です。この結果にすごく満足しています」。

コグニザントクラシックを制したニコ・エチャバリア(写真/Getty Images)
1つ後ろ(最終組)の組で3打リードしていたローリーが連続ダブルボギーを叩いた場面では「状況はわかっていた」そうで、最終ホールは「スマートなプレーをしてすんなりパーで終える」と決め、その通りのゴルフで72ホール目を締めくくった。
これでツアー3勝目だが過去2勝はいずれも海外(プエルトリコと日本)。初めてアメリカ国内で勝ったうえ、大会中に妻クラウディアさんと会場に程近いパームビーチガーデンズで新居の購入を済ませたばかり。目まぐるしい1週間だったが「月曜日には“今週は優勝できる”という予感があって、妻にもそれを伝えました」。
その予感が的中し、うれしい勝利を手中に収めた彼は「犬を飼う予定です。3勝したら犬を飼うと約束したんです。本当にうれしい!」と声を弾ませた。
日本勢は唯一決勝ラウンド進出を決めた金谷拓実が6番でダブルボギーを叩きながら1アンダー70にスコアをまとめ、通算8アンダーで17位タイに入った。
またLIVからPGAツアー復帰3戦目を戦ったブルックス・ケプカが6アンダー65の好スコアで前日から23ランクアップの9位タイ。復帰後初のトップ10入りを果たした。
【動画】コグニザントクラシック最終日のハイライトをチェック【PGAツアー公式YouTube】
PGA TOUR Highlights | Round 4 | The Cognizant Classic | 2026
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