「復帰メンバープログラム(Returning Member Program)」を経てPGAツアーに帰ってきた“メジャーハンター”ブルックス・ケプカが、ついに本来の獰猛な姿を取り戻した。「コグニザントクラシック」最終日。首位と離れた位置からスタートしたケプカは、6アンダーの「65」という猛チャージを見せ、通算10アンダーの9位タイでフィニッシュ。復帰後3戦目にして、初のトップ10入りを果たした初日はカットラインすら危ぶまれる出遅れ(3オーバー・98位タイ)だった男が、なぜ週末にかけてこれほど劇的な変貌を遂げたのか。ホールアウト後の会見で、ケプカは静かに、しかし確信に満ちた口調でその理由を語った。

劇的変化を生んだ「木曜夜の15分」

画像: パッティングが明らかによくなり、自信を取り戻しつつあるブルックス・ケプカ(PHOTO/Getty Images)

パッティングが明らかによくなり、自信を取り戻しつつあるブルックス・ケプカ(PHOTO/Getty Images)

「パッティングが明らかに良くなった。まだスタッツは見ていないが、木曜日の夜に少し調整したことが、極めて大きな違いを生んだんだ」

初日のラウンド後、ケプカはパッティンググリーンに直行し、自身のセットアップの映像を撮影した。そこで見つけたのは、無意識のうちに「手の位置」が後ろ(右寄り)にズレてしまっているという微細なエラーだった。

「少しごまかした構えになっていたのを、前に(ハンドファースト気味に)戻した。それだけで、ラインがはっきりと見えるようになった」

このわずかな調整が、彼のゴルフ全体に劇的な波及効果をもたらした。

「これまでの不振は、パターが入らないことでショットに過剰なプレッシャーがかかっていたのが原因だ。でも、パターが入るようになれば、ショットも無理をする必要がなくなり、コントロールできるようになる」

最終日、4番ホール(パー3)でティーショットをグリーン奥のファーストカットに外しながらも、絶妙なスピンコントロールでチップインバーディを奪うなど、ショートゲームの冴えも際立った。

「ついに自信を見つけた」次なる標的は第5のメジャー

そして何より、ケプカにとって最大の収穫は、目に見えない「オーラ」の源泉を取り戻したことだ。

「ついに自信を見つけた。それが、これまで僕に欠けていた唯一のものだと思う」

自信を取り戻したケプカほど、ライバルたちにとって恐ろしい存在はない。

「月曜日の昼には現地に入って準備を始めるよ」

次なる舞台は、PGAツアーの旗艦大会であり“第5のメジャー”とも称される次週の「ザ・プレーヤーズ選手権(TPCソーグラス)」。完全復活の狼煙を上げたブルックス・ケプカが、いよいよ本領を発揮する時が来た。

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