国内女子ツアーから挑戦者が続出している米国女子ツアー、LPGA。すでに日本人のメジャーチャンピオンも誕生しているが、ツアーの裏話、選手たちの知られざる一面をレックス倉本がお届け!
画像: 11歳で全米出場した天才少女の現在。名門大を卒業しゴルフ一本で挑むルーシー・リ、真の覚醒へ

レックス倉本

名古屋GC所属。
高校卒業後、米国にゴルフ留学して、
世界中のツアーを転戦。
解説者に転身後は
現地から情報を発信。
現在はWOWOWやBS10で
LPGAやPGAツアーの解説を担当

天才少女のいま/ルーシー・リ

2014年の全米女子オープンで史上最年少の11歳で地区予選を突破して世界的に注目された天才少女、ルーシー・リ。カリフォルニア州のスタンフォード郊外で生まれスポーツ万能。ゴルフ以外でもダイビング、体操と多彩な才能を披露していたといいます。7歳の頃から本格的にゴルフを始め、冬の間は叔母が住んでいるマイアミにあるジム・マクリーンのゴルフスクールで学びだしてから頭角を現し始めました。

強烈な全米女子オープンデビューを飾ったあともアマチュアとして活躍を続け、2019年にプロ転向、下部のエプソンツアーで戦い始めます。そして、プロ入り3年後の2022年6月、カロライナクラシックでプレーオフの末に初優勝。その後もすぐに2勝目を飾り、LPGAツアーで2試合の主催者推薦を獲得。その2試合目でトップ10に入り、翌週の出場権を獲得。その試合では優勝争いに加わり、最終日はレキシー・トンプソンとのラウンド。結果的に4位タイでフィニッシュし、翌週の出場権を獲得して4試合連続のツアー出場を果たしました。その年の下部ツアーの成績上位10人の資格で翌年のLPGAツアー出場権を獲得、2023年から本格的なツアー生活が始まります。

ルーキーイヤーはなかなか成績が出ず、予選会に戻りますが、2024年の出場権を取り戻すと、2024年シーズン後半のウォルマートNWアーカンソー選手権の試合で最終日に「60」のコースレコードで
回り、プレーオフの末に2位となり、飛躍のきっかけをつかみました。このときのラウンドではイーグルを3つも記録しています。この試合の成績で秋口のアジアシリーズの出場権を手に入れ、両親の母国である中国での「ビュイックLPGA上海」で優勝争いを演じたほか、マレーシアでの「メイバンク選手権」で12位タイに入るなど、アジアシリーズでも活躍を見せました。

昨年も順調に成績を残し、上位60人が出場できる最終戦、CMEグループツアー選手権にも駒を進
めています。その進み方も彼女らしく、出場権が確定する最後の試合の週末の2日間で「65」「6
6」と大きくスコアを縮め4位タイフィニッシュとし、圏外から58位に滑り込むという粘り腰。

大学のオンライン教育も終わり、ゴルフに専念できる今年、シーズン初戦となったホンダLPGAタ
イランドでは24位タイとまずまずのスタート。今年は彼女らしい、印象的なパフォーマンスが期待できそうです。

画像: 2014年に全米女子オープンに出場した11歳のルーシー・リ。学校はホームスクール(通信教育)を選択、大学はペンシルバニア大学のオンライン制度でデータ処理、心理学を専攻し、プロ入り後も継続。去年優秀な成績で卒業した

2014年に全米女子オープンに出場した11歳のルーシー・リ。学校はホームスクール(通信教育)を選択、大学はペンシルバニア大学のオンライン制度でデータ処理、心理学を専攻し、プロ入り後も継続。去年優秀な成績で卒業した

PHOTO/Yoshihiro Iwamoto
※週刊ゴルフダイジェスト2026年3月17日号より

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