
永井の悩みであるフェース面管理のための素振り棒「SHO-BLADE」(右)と自作の超長グリップアイアン(左)
驚きの長さ!その名も「キャリバー・ホッケー・グリップ」

「アールゴルフ」の「Caliber Hockey Grip」パターの数々
彼女が今週から新たに投入した“秘密兵器”の正体は、「ARGOLF(アールゴルフ)」が展開する「Caliber Hockey Grip(キャリバー・ホッケー・グリップ)」だ。
もともとは、アイスホッケーのスティックをヒントに開発されたパター用のグリップ。左手で根本を、右手はネックに近い部分を離して握ることでフェース面を安定させ、パスやシュートの精度を高めるホッケーの構造を応用している。約30インチという驚きの長さを持ち、自分に合った長さに調整も可能。フェース面を管理しやすいため、本来はショートパットに悩むゴルファーの間で注目されているアイテムなのだ。
なぜ7番アイアンに「パター用グリップ」を?
ではなぜ、永井はこのパター用グリップを7番アイアンに装着して練習していたのか? その意図を本人に直撃した。
「もともとスウィングの始動でフェースを開いてしまう癖があったので、できるだけフェース面を真っすぐ上げる意識をつけたかったんです。最初は、大西翔太コーチが作った素振り棒『SHO-BLADE』で感覚を養っていましたが、実際に球を打ちたいなと思って。そこで、4面構造になっているこのグリップを探し出し、今週から7番アイアンに装着してもらいました。基本的にはハーフショットの練習がメインで、フェースが開かないよう意識して打っています。そうすることでフェース面管理の感覚が身に付き、スウィング全体も安定してくるんです」
素振り用の「SHO-BLADE」で培ったフェース面管理の感覚が今季の好発進(開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で1打差の2位、第2戦「台湾ホンハイレディース」で11位タイで、メルセデス・ポイントランキングは3位)を支え、今週からさらに「実際に球が打てる器具」へと進化させた永井。パター用の「面」を意識しやすいグリップをショットの練習に取り入れるという、プロならではの柔軟な発想だ。
彼女はこの他にも、軟らかいシャフトが入った練習器具など、多くのアイテムを駆使してスウィングに磨きをかけている。さらなる進化を遂げた永井が、今季初優勝を掴む日はそう遠くないはずだ。永井流の練習法について、また最新情報が入り次第お届けしたい!
撮影/有原裕晶





