13歳で海を渡り、今大会がプロデビュー戦となった横山翔亜(とあ)

細身な身体からは想像できないダイナミックなスウィングの持ち主の横山翔亜
13歳で単身オーストラリアへ、そして米国の名門IMGアカデミーからネバダ大学へ。横山翔亜の歩みは、日本のジュニアが描く標準的なルートとは一線を画している。そんな彼女に、海外で経験したゴルフ観について聞いてみた。
「米国の大学進学にはボランティアが不可欠で、ゴルフ以外の世界に触れる機会が多いんです。ベッドがない子供たちのために、皆で1000台ものベッドを手作りしたこともありました」

ラウンド後にたくさん並んでいるファン。小さい子どもには目線を合わせてサインをする姿が印象的
ゴルフ漬けの環境とは対極にある教育。多様な価値観に触れ、「一打を打つだけではない人間力」を養ってきた。その経験はファンへの丁寧な神対応にも表れていた。
米国に残る選択肢もあったが、彼女が選んだのは日本のプロテスト、そして日本ツアーの舞台だ。
「昨年、日本でチャンスをいただけた。まずはこの場所で一戦一戦を積み上げていきたい」
彼女は日本でのキャリアも自らの手で着実に築き始めている。惜しくも今大会は予選落ちとなってしまったのだが、次はワールドレディスサロンパスカップに出場する見込みだ。広い世界を見てきた「逆輸入ルーキー」の物語は、まだ始まったばかり。
風速20メートルを経験した強心臓、肥後莉音は予選突破

ラウンド中もキャディと楽しそうにしている姿が印象的な肥後莉音
オーストラリアの広大な大地と、容赦なく吹き付ける海風。肥後莉音のゴルフは、その過酷な環境とから生まれている。そんな彼女は2日目、カットライン上の緊張感を見事に跳ね返し、36、38のトータル74、2日間合計150の39位タイで予選を突破した。
「慣れているのはやはり海外のコースですね。特にオーストラリアは風が強く、今年出場した大会では一週間ずっと風速20メートル近い強風でした。番手を4つ上げて低い球でコントロールしなければ勝負にならない。そんな環境に比べれば、今日の『2クラブ分』程度の風は、そこまで心配せずにプレーできたかな(笑)」と取材中はいつも笑顔な彼女。

小柄ながらも迫力のあるスウィングで、魅了してくれた肥後、本戦に期待
オーストラリアで生まれ育ち、米国の大学を経て日本ツアーへ。彼女がこの舞台を選んだのは、2年前に推薦で出場した際に感じた「日本ツアーの層の厚さ」に刺激を受けたからだという。「日本には世界レベルの選手がたくさんいる。まずはここで戦える力をつけ、数年後には再び米国のメジャー大会を目指したい」と、まずは日本で1勝を狙う。
夕方ラウンドがわずか50セント!? 日米のゴルフ練習環境の差

底抜けの明るさを備えているエイミー・コガは、楽しくやるゴルフがとても魅力的だ
日本生まれ、ハワイ育ちのエイミー・コガは、3バーディ3ボギーの72で2日目を終えた。逆輸入というと彼女を浮かべる人も多いだろう。そんな彼女に、日本と海外のゴルフ観の違いを聞いてみた。
「どっちが正解とは言えませんが、私が経験したアメリカでの考え方は、プロを目指す以前に『スポーツ奨学金(スカラーシップ)で大学へ行くこと』が最大の目標でした。アメリカでは当時の私たちのことを、『スチューデント・アスリート』呼んでいて、学業が最優先。一定の成績を取らなければチームに残れず、将来の『プランB(セカンドキャリア)』を必ず用意しているという。

妹のアシュリー・コガさんもマルチな才能を持ち、世界最大の映像専門学校「ニューヨークフィルムアカデミー」で代表に選ばれたほどだ
技術面や練習環境の違いについて聞くと、「日本のジュニアはボールを飛ばすスキルが凄く高いと感じました。また、ハワイのパブリックコースだと、夕方のラウンド料金(ジュニア料金)は50セントほど。練習場で1箱打つよりずっと安いんです」と驚きのラウンド料金だ。
予選を突破した彼女は最後に、「明日も上位に入れるように頑張ります!」と答えてくれた。
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