
解説/吉田泰基
1998年生まれ。兵庫県出身。小学3年から坂田塾でゴルフを始める。19年にプロ転向し、22年に初シード。パッティングに開眼し、昨シーズンは賞金ランク9位にアップ。今シーズンの初優勝に期待がかかる。東広野GC所属
加速しながらインパクトする!
GD 吉田プロはパッティングが得意なんですね。
吉田 そうですね。 とくにショートパットには自信があります。
GD ショートパットはスコアに直結しますからね。 入れるコツはなんでしょうか?
吉田 以前はパターをゆっくり上げて、等速で打っていくタイプだったんですけど、それだとインパクトでゆるんでしまうことがあるんですよ。
GD インパクトでゆるんでしまうと、どうしても当たり負けして方向もブレやすい……。
吉田 そうなんです。 それで、しっかりインパクトできる“ゆるまないストローク”を覚えてから、ショートパットがめちゃ得意になりました。
GD ゆるまないストロークへですか。 どんな練習をすると、いいのでしょうか?
吉田 5円玉を吊るしたまま打つ練習です。

ショートパットが得意になる!
GD 5円玉ですか!
吉田 そうです。 ストロークすると5円玉が揺れますよね。 その揺れがパターと同じにならないようにストロークするんです。
GD どう揺れるのが正解なんですか?
吉田 パターより遅れて揺れて、インパクトで大きく遅れるようにストロークするんです。 これは、加速した状態でインパクトしている証拠なので、打ち出すボールのブレがなくなります。
GD たった5円の投資で、ゆるみのないインパクトが手に入る! この練習、コストパフォーマンスがバツグンですね。
Drill1
5円玉を吊るしたままボールを打つ
「5円玉を糸で吊るして、ボールを打ちます。スムーズにスッと上げて、加速しながらインパクトすると、5円玉はパターよりも遅れて動きます。この練習を繰り返すことで、ゆるみのないストロークが身につきます」

5円玉を吊るすだけですぐわかる!
〇 ゆるみのないストロークではインパクトで5円玉が大きく遅れる

加速させながらインパクトするストロークでは、5円玉はパターよりも遅れて動く。インパクトでもっとも大きく遅れて、フィニッシュでパターを追い越す。このストロークが正確な方向と距離感を生み出す
× ゆるんだストロークではパターと5円玉が同じように動く

パターをゆっくり等速で動かしてストロークすると、5円玉はパターと同じように動く。このストロークでは、インパクトで当たり負けしやすく、狙った方向に狙った強さで打ち出すのが難しい
Point
アッパー軌道で振り抜く感覚が出ればOK
「5円玉がインパクトで遅れるように振っていると、自然にテークバックが小さく、フォローが大きくなって、ややアッパーに振り抜く感覚が生まれます。これが、加速するインパクトです」

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前編では、ショートパットでやってはいけない「インパクトのゆるみ」をなくし、加速しながら打つストローク作りをお伝えしました。続く後編では、いよいよ実戦的な狙い方に迫ります。傾斜をオートマチックに攻略する「仮想カップ」の考え方や、狙ったラインに打ち出す「目の位置の鉄の掟」、さらには引っかけやすいフックラインで保険をかける裏ワザまで大公開。スコアに直結する【後編】も必見です!
続きはMyGDで 【後編は有料記事になります】
PHOTO/Hiroaki Arihara、Tadashi AnezakiTHANKS/東広野GC
週刊ゴルフダイジェスト2026年4月7日号より


